NHKラジオ「ふんわり」のモデルでテレビ番組世界ふしぎ発見のミステリーハンターだった浜島直子さんのインタビューを聴きました。
今まで行った国でとても印象に残った国はいっぱいあるけど、その中でもボリビアは思い出深く、そこで出会った方の言葉に衝撃を受けたのですって。
ボリビアはペルーの近くにあり、浜島さんが取材に行ったところはチパヤ族という部族が住む標高がとても高く風が強くて野菜が育たない土地で、湖に来るフラミンゴを採って生計を立てているところ。
浜島さんはそこの村長さんに「なぜこういう(不便な)ところに住んでいるのですか?」と純粋な気持ちで尋ねました。
すると村長さんは穏やかな表情で「なぜ君は無いものばかり数えるの?」と言われたそう。
その言葉に浜島さんは足元が崩れ落ちるような衝撃を受けました。
無いものは最初から無いのだから、そこに焦点を当てることは必要ないのです。
たくさんものや便利なサービスに溢れたところに住む人間からの視点です。
それに無いものばかり数えたらそれは無限になりますよね。
わたくしだって、お金がない、若さがない、体力がない、気力がない、とないものを上げろと言われたらキリがありません。
しかし数えたところで、無いものが増えるわけでもなし。
今あるものに目を向けてなかったんですね。
ちょっとこれはわたくしも浜島さんと同じようにショックです。
この年齢になると、失うものばかり。
経験や知恵とかまだ元気に動ける体とか、今あるものを精一杯活かして生活していきたいです。
あ、でもお金はあると嬉しいな。
では!