ココロ部!
『ココロ部!』は、小学校5・6年生、中学生向けの道徳の番組。
こまったプレゼント | ココロ部! | NHK for School
人は生きているといろいろな“ピンチ”にあいます。『あっちも大事だけど、こっちも大事』『自分の気持ちを優先するか、他人の気持ちを優先するか、それとも…』。
そんな時どうすれば良いか、じっくり話合うことで、自分の生き方について考えていくのが、架空の部活動『ココロ部』、アンジャッシュの児嶋一哉さんが出演されています。
天狗のお面のプレゼント
今回の話はパティシエの児島さんが長年の夢であったケーキ屋さんをオープンさせたところから始まります。
すると小学生のころからの大親友(野間口徹さん)がお祝いに駆けつけます。
彼がお祝いにもってきたプレゼントはなんと巨大な天狗のお面!
天狗のお面は商売繁盛の縁起物、お友達はぜひお店の正面に飾ってほしいと言います。
店の雰囲気にまったく合わない天狗の面に児島さんは困惑しますが、お友達の指は絆創膏だらけ。
どうやら、児島くんのお店が長く続くように願って、お友達は一生懸命お面を手作りしたようです。
お友達にのことを思うと、お店に飾りたいけど、天狗のお面にドン引きして素通りするお客さんを見ると、考えてしまいます。
番組は「これが正解」という答えは出しません。
「君ならどうする?」で終わります。
相手も大事、自分も大事
「思いやり」と「おせっかい」の違い。
お友達の気持ちも大事にしたいから、がまんして飾るという方法を児島くんはとろうとしますが、自分だけがまんするのはよくないんじゃない?って問いかけがあります。
この番組のコンセプトは「相手も大事、自分も大事」。
わたくしの子どものころの道徳って、人の気持ちを大事にしようとか、人への思いやりとかばかりで、「自分の気持ちも大事にしよう」なんて言われたことがなかったように思います。
「やっぱり、プレゼントを一生懸命作ってくれた人の気持ちを大切に考えて、飾ってあげるのが正しいと思いまーす」って意見でクラスが満場一致になるような。
なので、この番組には衝撃を受けました。
相手もなんだけど、自分を一番大事にできるのは自分自身なんですよね。
最後に
わたくしも子どもの頃この番組で学びたかったなあ。
今回の場合、天狗のお面をお店からは見えないキッチンや休憩室に飾るって方法もあるし、そのことをお友達の気持ちを考えて伝えればいいっていうアドバイスもありました。
もちろん、コレだけが正解ではないけれど、「相手も大事、自分も大事」、この言葉はいつも考えていた方がいいですね。
還暦前の自分にも響くわ。
では!