還暦すぎの夫は典型的昭和の男性なので、若い頃は家事は全くしませんでした。
(食器を運んだり下げたりはする)
しかし、年齢を重ねていくうちに、ゴミを集めて出したり、布団の上げ下ろしや、作業着や衣替えした自分の服の洗濯などはするようになりました。
その中でも、自分の水筒を洗うようになったのには驚きました。
夫は自分で水筒に飲み物を入れたり、水洗いはしますが、洗剤できれいに洗うところまではしませんでした。
試しに棒のついたコップ洗い用のスポンジを見えるところにかけておいたら、ちゃんと洗うようになったのです。
使いやすい道具があれば家事もやりやすくなるんだなって安心しました。
しかし、気づいたのです。
夫は毎回洗剤で洗ってなかったのです。
まあ100歩譲ってお茶や水だったら水だけ洗いでもいいかあって思うけど(夫のものだし)、水筒にはコーヒーと牛乳で作ったカフェオレを入れてるのです。
水筒には当然乳脂肪が付着しますよね。
そして乳脂肪ってなかなか水だけでは落ちません。
ある朝、夫が夜に洗った水筒を水切り棚から取って、カフェオレを入れようとする直前、フタにビッシリ付着した乳脂肪をみてしまったのです。
驚いて「乳脂肪が付いとるよ!洗うよ!」と水筒の中を覗くと、案の定中もなんかが満遍なく付着しています。
わたくしは慄きながら洗剤できれいに洗って、「食中毒になるけん、きれいにしとかんと」って言って渡すと夫は「うん!わかった!ありがとう」とニッコリ笑いました。
たぶんわかっていません。
おそらく、夫の水筒洗いはほとんどが水洗いで、夫の衛生観念の限度を越えた汚れになったら洗剤で洗うのだと思います。(たぶん良くて10回に1回くらい)
わたくしの「ぎょえっ」となる不潔さの限界の数値より、夫のは数百倍高いのでしょう。(メーターで言うと振り切ってるやつ)
夫が一人暮らしになると、あっという間に部屋は全てが汚部屋になることは間違いないです。(現に夫の部屋はカオス)
しかし、水筒も夫の部屋も夫しか使わないので口出しはしません。
共通で使う場所は注意するようにはしていますが。
衛生観念って人それぞれですし、たぶんその差って縮まることはないと思っています。
不可能なのでは?とさえ思っています。
諦めることも大事なんです。
では!