年齢を重ねると涙もろくなるんですね。
NHKのドキュメンタリー「72時間」で、福岡の年末の高速バスターミナルの取材回を視聴。
そこで、見送りのために手を振る家族、新しい未来を模索するために地方から出てきた人、離れ離れになっている家族に会うため帰省する人、兄弟の突然の訃報で慌てて来た人など、様々な事情を抱えた人たちとの出会いが描かれていました。
それらの光景を見ると、100人いれば100通りのドラマがあることを実感します。
そしてそれを考えるだけで胸がいっぱいになり泣いてしまいます。
自分が電車が好きなのも、こういったドラマを見るためかもしれません。
年齢を重ねると涙もろくなるのは、自分の経験が多くなるからでしょう。
その光景に自分の経験を当てはめて考えてしまうのです。
しかし、自分でストーリーを考え過ぎると、ストーリー通りでなかった場合に腹が立ったり、考え過ぎて悩んでしまうことも。
自分は「爆走妄想族」なので、ストーリーがどんどん広がるのはいいのですが、考えすぎて具合が悪くなりがちでした。
最近は何か起こった場合でも、それはただの現象・出来事として受け止めるように努力しています。
その「出来事」には、悲しい・辛い・嬉しいといった形容詞は付きません。
ただその起きた事実をそのまま受け止めることができれば、裏切られたような気持ちにはならず、最善の対処方法が見つかります。
芸能人の不倫騒動などでネットが炎上するのは、自分たちがその芸能人に対して勝手にストーリーを作っているからだと思います。
自分のストーリー通りでない場合に腹が立つのです。
身近な人に腹を立てる人も、自分の中にあるストーリー外のことが起こると驚きや怒りを感じるのだと思います。
世の中自分のそのストーリーの通りでない場合がほとんどです。
自分のストーリーはあくまでも自分の中だけのもの。
それを受け入れることで、世の中がもっと生きやすくなるのではと思います。
では!
↓以前に似たような記事を書いてました!