42億円を焼却処分!
先日、ちょっとショッキングなニュースが。
トレンチコートは憧れです。
そのバーバリーが売れ残った服や香水、42億円分を焼却処分
したことが、問題になっています。
過去5年間で190億円を超える商品を処分したという報道もあるそうです。
ブランドを守るため
バーバリー側は専門家に依頼して、「地球に優しい方法」で
焼却したそうな。
「地球に優しい」焼却方法ってどんなの?てか焼却方法に
優しい、優しくないがあるのかい!?焼却すればどっちみち、
温室効果ガスが出るんじゃないの?って聞きたくなりますね。
まあ、処分の方法は置いといて、42億円分もの商品を焼却処分
した理由が、余剰品が安値で大量流出しネットで激安価格で
売りさばかれ、長い歴史をかけて培ったブランドの価値が崩れてしまうから。
たしかに、ブランドを守るため、安売りする訳にはいきません。
でも、そのために42億円をかけるようなものです。
バーバリーも初めは小さいお店で、耐久性、防水性に優れた服作り(軍服)で
人々に喜んでもらおうという所から、始まったと思うのですが、
これだけ、世界的なブランドになってしまっては、
もう後戻りはできないですよね。
余った服で福が来る!?
ちょうど同じような余った服についての番組がありました。
ある服の在庫処分業者が、アパレル業者から大量に売れ残った在庫を
買い取り、ブランドがわからないようにタグをはずして、
自社サイトなどで安く販売し、年々取扱量は増えているそうです。
そのサイトを覗いてみましたが、今のトレンドにものってるし、
品質も良くて、低価格で売られているので、びっくり!
わたくしが、他のファッションブランドのサイトで見て欲しいなあと
思ってたワンピースにそっくりなものが1/2の価格で売られてるのには
驚きでした。
安く買えるのは嬉しいし、今のトレンドはサイクルが早いから、
安く買って、またすぐに次の服を買うのがふつうのことに、
なってきています。
ただ、服の作り手としては、どうなんですかね?
焼却処分になるのは、もちろん悲しいし、大量に売れ残ったものが、
安く買われて、激安価格で売られていく・・・
しかし消費者側としては、服の作り手や売り手の気持ちなんか、
いちいち考えていられないし、いいものが安く買えるのが一番ですものね。
でも、なんかこう、どっかでモヤモヤはします。
ただ、この番組で紹介された、セレクトショップビームスの取り組みは
なんだか明るい気持ちになりました。
一点もので勝負
売れ残った商品を、刺繍したりフリルをつけたり、
新たに「一点もの」として売り出す「ビームスクチュール」という
ブランドを立ち上げた事です。
オシャレに敏感な若い人の間で、とても人気が出ているそうなので、
がんばってほしいなあと思いました。
なんか、服については、もうちょっと真剣に向き合ってみたいなあ・・・
なあんて考えています。
では!