若い頃、おじさんやおばさんが座ったり立ったりする時「アイタタタタ」「よっこらしょ」などいちいち声を発するので、うるさいなあって思ってました。
ただの立ち座りだけで、なんで大きな声出さないといけないの?って。
でも、今あの頃のおじさんおばさん達と同じ年齢になってやっとわかりました。
声かけしないと立ち上がれないんです。
以前黙って立ち上がれないものかとやってみたけど、「ふっ、くっ、ぬぬ」って声が思わず漏れてしまいました。
やっぱ無言で立ち上がるのは無理があります。
なんで声が出るのかなあって考えたら、あれは自分の体に声援を送ってるんですね。
自分の膝に「さ!今から立つよ!頑張って!元気出していこー!」って。
自分の体なんだから心の中で言えばいいのではと思うけど、自分の体でも自分の思い通りにできるのはヤングの時だけ。
もう自分の意識と体は別物。
仏教っぽくなるけど、体はあくまで魂の入れ物なのよね。
だから声に出さないと体に声が届かないのです。(わたくしの説です)
以前にもブログで書いた気もするけど、自分の体は自分のために一生懸命働いてきたんだなあって感じます。
なので、これからも立ち上がる時に声が出るけど、家族よ許してね。
外ではなるべく出さないようにするから。
でもあんまり「アイタタタタ」はよくないかな。
「頑張れー!」って方がいいかも。
側から見ると一人で「頑張れー頑張れー」って言いながら立ち上がるおばちゃんは、ちと怖いかもですね。
では!