今期ハマっているドラマが草彅剛さんの「罠の戦争」。
話の内容は大雑把に言うと、
息子を瀕死の重体に追いやった事件の犯人と、それを隠蔽しようとする国会議員への復讐に燃える議員秘書の姿を描く(Wikipediaより)
というものです。(ホントに大雑把)
はじめは草薙くん演ずる鷲津は家族のために闘うために政治家という力を手に入れます。
その力は家族の幸せを取り戻したら、いつでも捨てて構わない、ただの道具でした。
しかし、その力があまりにも影響力があって、強力ものだったので、その力に固執してしまいます。
力を自分のものにずっとしておきたくて、信頼していた人たちに対してぞんざいな扱いをしたり、誤魔化したり、鷲津が一番嫌っていた政治家と同じような悪行をし始め、さらにもっと大きな力を得ようと企みます。
たしかに名前を出すだけで、普通の人では変えられない行政や会社などを動かせる力があれば、自分の思い描く「みんなが幸せに暮らせる世界」を築く可能性がでてくるのですから、権力という大きな力は魅力的です。
しかし、その力を絶対手放したくないという「執着」が生まれると、他のことが見えなくなり、絶対力を手放さない!ということだけしか頭に残らなくなってしまいます。
権力、お金、モノなど、人はいろんなことに執着してしまいます。
執着しているときは、それを手放すと自分自身までも失ってしまうような気持ちになるものです。執着するくらい自分にとって大事なものを手放すのはたしかに怖いことでしょう。 でも、本当は物事そのものに執着しているのではなく、執着している対象は、自分の欲望や願望を投影しているだけかもしれません。
「執着する」って、どういうこと? 仏教解説 [ストレスマネジメント] All About
執着というのは欲望なのですね。
これがあれば(権力や車や服、モノなど)、なりたい自分になれる!という欲望......
仏教には「縁起(えんぎ)
」という言葉があります。これは、人や物事がそれのみで存在するわけではなく、相互に関係しあいその中で成り立っていることを表す言葉で仏教的な世界の捉え方です。この在り方を理解し受け入れていくことが、執着を手放す恐怖を和らげることに繋がるはずです。
実際、政治の世界で権力を手放してしまうと政界に復帰はなかなか難しい(不可能)でしょう。
しかし、鷲津さんに関して言うと、政治家を手放しても生きていくことはできますし、弱い人の力になりたいという最初の気持ちは政治家以外の形で実現できると思いますし、また政治の世界に戻れるかもしれません。
鷲津さん!だから目を覚まして!また違う形で挑戦しようよ!←とわたくしが言ってもしょうがないんだけど
「罠の戦争」は今週の放送をまだ観ていないので、どういう展開になってるのかわかりませんが、鷲津さんには自分の執着に早く気がついて欲しいと思います。
鷲津さん、権力を失っても、本当に自分に大切なものはまた縁があって巡ってくるので、心配しなくていいんですよ。←誰目線?
わたくしも自分が何かに執着していないか、よく考えてみたいと思います。
「罠の戦争」は3/27(月)が最終回です!
では!