母が認知症になって、もちろん母のことが心配ではあるけど、自分自身の老後というか、認知症になった時のことが、すんごく心配になりました。
金銭的に余裕があるなら、認知症の症状が出始めた時点で老人ホームに入居すればいいけど、そう言うわけにもいかないので、できるだけ家で生活したい。(というよりしなければいけない)
わたくしも認知症の知識が少し増えましたので考えました。
認知症って、診断が出たから、もうその日から何もできなくなるってことではなく、少しづつ(人によっては急激な場合も)できることが減っていきます。
言い方を変えれば認知症になってもやれることはまだまだある、ってこと。
できることをやりつつ、できないことを家族や、ヘルパーさんに助けてもらいながらだったら、家で生活することができそうです。
つくづく思うのが「迷惑をかけるから」「誰の助けもいらない」「他人を家に入れたくない」「一人で大丈夫!」と言わずに、できるだけ早めに誰かにヘルプしてもらうってのが大事。
そして遠慮せずに好きなことをやり続けることも。
今から考えると、わたくしの母の場合、70代後半で好きなフラダンスを辞めてしまったことが、認知症が進んでしまった原因なのかも、と思うんです。(もちろんそれだけが原因とは限らないけど)
地域のフラダンスサークルの場所が交通の便が悪く、人に車で迎えにきてもらうのや、わたくしが送り迎えするのを固辞。
「迎えにきてもらったりして迷惑をかけるから」と言ってました。
そしてコロナで近所の公民館での老人会の集まりも全くなくなってしまったのが決定打ですよね。
母は「一人で好きな時にデパートに行ったり、片付けしたりするけん、よかよ」って言ってたんだけど・・・
認知症にならないためには人との交流が重要なんだと改めて思いました。
そして人との交流もだけど、「人に頼る」ってことへのハードルを早いうちに下げておこうと思いました。
一生人に迷惑をかけないで生きるなんて無理ですもんね。
過去は振り返ってはいけないと思うけど、母のことを考えると、あの時ああすれば、こうしておけば、といろいろ考えてしまいます。
その考えを自分のために前向きに使っていこう・・・
では!