選択肢を減らす
先日ブログで、認知症の母には考える時間があるといろいろ悩んでしまうので考えさせないようにしている、と書きました。
それからいろいろ考えてみたんですけど(自分はちゃんと考える)、「考える時間を作らない」ようにするというのは「選択肢が多いので、それに迷わないようにする」ということ。
突き詰めると、高齢者には「選択肢を減らす」ことが一番だということです。
母を見ていると、いつも混乱していることの一つで、何枚も服を重ねてきてしまうという行為は、服の数があまりにも多いからなんです(それでいっつも喧嘩)。
もちろん認知症の症状が進んでしまっているので、気温の変化に合わせて自分で調整することができなくなってる、下着をどの順番で着ていいのかわからなくなってる、というのはあるのですが、やはりあまりにも服の数が多すぎます。
服を減らしていく
母はとてもおしゃれが大好きだったので、服の量は多い方だと思います。
それで少しづつ服を減らしていくことにしました。
初めは服を減らすと気付いて怒るかな?と思ってたのですが、どうも無くなっても気づかないようです。
下着もカラフルでレーシーなスリップばかりだったので、それらは仕舞い込んで、綿100%のシャツに買い替えましたが、これも気づいてない様子。
思い切ってビラビラや装飾がついた着難くて動きにくい服は処分して、服の数をうんと減らしていっても大丈夫そうです。
ずっと自分で家事ができるように
年齢が進むにつれ選択肢を減らしていかないと、生活って回り難くなるのだと思います。
今回は服の数でしたが、これって台所の鍋や食器、雑貨類が多くて料理がしにくくなるとか、部屋にものが多すぎて掃除が億劫にもなるということなんですよね。
50代、せめて60代のうちに、ものを減らして選択肢を少なくすれば、高齢になっても(健康であれば)自分でできることが続けられるよなあ、と思いました。
これからもモノを減らしていきます。
あと、母はアクセサリー類もたくさん持ってて、デイに行く時もネックレスを3っつ4っつ重ねてつけてるんですよね(イヤリングもつけている)。
減らせばいいのにと思うけど、まあアクセサリーぐらいは好きにさせていいかな?
いろいろ考えさせられます。
では!