４割がデート経験がない
先日、内閣府が6月14日に公表した「令和4年版男女共同参画白書」で「20代男性の約4割はデートの経験がない」という調査結果がずいぶんテレビなどで話題になりました。
これで結婚する人が減っていき、少子化に繋がる、とか、もっと男の子はがんばれ！みたいなことが言われていたようです。
そうしましたらその後「『デート経験なしは４割』で大騒ぎするが、40年前も20年前も若者男子のデート率は変わらない」という記事が出ました。
厚労省の出生動向基本調査を1982年以降2015年までの長期推移をみると、「婚約者または恋人がいる」率は、1982年は男性21.9%、女性23.9%に対し、2015年は男性21.3%、女性30.2%と男女とも大体男20％台、女30％台で推移しており、恋愛相手がいる率というのは大体3割前後でほぼ一定だといってよい。
40年前から「恋愛強者は3割しかいない」のに「若い頃俺はモテた」という武勇伝おじさんが多い理由（荒川和久） - 個人 - Yahoo!ニュース
厳密にいうと、デート経験が全然ないのと、デート経験はあるけど調査段階で恋人がいないっていうのは違うのかもしれませんが、恋愛事情は今も昔もそんなに変わらないように思います。
今も昔も変わらない
以前このブログ(2017年)で、「俺の若い頃は、もっとギラギラしてたよ！車をムリして買って、女の子と遊ぶことばかりの時代だったよな！とか得意げに言ってる人のほとんどは、その頃まったくギラギラしてませんでした」っていう話を書きました。
テレビで草食系男子を嘆くおじさんにイライラするという相談を取り上げた番組を見ての感想だったのですが、出演者の古舘伊知郎さんも「ギラギラしろ！って言ってるやつは、その頃、ちっともギラギラしてなかった事はちゃんと自覚している」と発言されていました。
わたくしだって、昔バブルの頃はワンレン、ボディコン、ハイヒールの出で立ちだったのは確かでしたが、会社と家の往復だけでしたし、ディスコのお立ち台に上ったことなんて一度もありませんし、ディスコだって２、3回行ったぐらい。
海外旅行は中国に1回行っただけ、ブランドもののバッグだって持ってはいなかったです。
景気の良さはたしかに感じていたけど、みんながみんなイケイケだったわけではない！
子育てしやすい環境を
結婚する若者が減っているとか、少子化が進んでいるとか、そういうのを若者の変化のせいにしているような意見が見られますが、それよりも子供を生みやすい、育てやすい環境をもっとちゃんと整えることが一番大切ですよ。
今の状況って、お給料は上がらない、母親や子どもには厳しい言葉が飛ぶ、外で子どもが安全に思いっきり遊べる場所が少ない、など子どもを産んで育てたい！って気持ちになかなかなれないですよね。
昔はよかった、とかの話よりもっと未来をより良くする話をしないといけませんね。
では！
「デート経験なし4割」で大騒ぎするが、40年前も20年前も若者男子のデート率は変わらない（荒川和久） - 個人 - Yahoo!ニュース
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