よく続いたもんだ
結婚して30年ぐらいになります。
ほんとよく続いたなあ、と思います。
楽しいこともいっぱいあるけど、ぐらぐらくることもいっぱいありました。
夫の母が施設に入所し、わたくしは週に何回か食事の介助などに行っていたのですが、夫は土曜か日曜のどちらか、必ずわたくしと一緒に行くだけ。
自分の親なのに、たまには「自分が行くから、今日は休んでいて」とか言ってくれればいいのに、と不満に思っていました。
叔母に愚痴ると、叔母の旦那さんも自分の母親の見舞いに一人では絶対行かない!と憤慨していました。
息子は弱った母親を直視できない生き物なのでしょうかねえ。
仕方がないとあきらめていました。
実母と義母
現在はわたくしの認知症の母を介護しているのですが、義母のことはわたくしにほとんど丸投げだった夫は今回は違います。
夫は実家での母との同居を提案してくれましたし、脈絡のない母の話を聞いてくれます。
そしてわたくしの愚痴も毎日辛抱強く聞いてくれますし、いろいろ協力的です。
当たり前といえば当たり前のことなのですが、以前の夫と比べるとかなりレベルアップしたのことに驚いています。
まあ、夫も還暦を迎えましたし、人としてすこーしは成長したのでしょう(上から目線)。
そして、自分の親ではないから、わたくしよりはかなり冷静に母を見ることができるのかもしれません。
たしかにわたくしも義母を介護していた時と母のでは、心理的な負担の大きさがかなり違うなあと思いました。
実母の場合は理不尽な行動や言動を割とスルーできていたのですが、母の場合は腹の底から怒りが湧いてきますもんね。
お互い様
そんなこんなで、日頃協力してくれる夫には感謝です。
今考えると、義母が入所していた頃、「今日は休憩したいから、あなた一人でお母さんところに行ってよ」と夫に言えばよかったんです。
今ならわたくしもちゃんと自分の気持ちを伝えられるけど、あの頃は「察してちゃん」だったのだな。
わたくしも、人として成長したのですねえ。
お互い様です!
いや人としてはわたくしの方が優れていると思うわ。←自分で言う
では!