不眠のお供「ラジオ深夜便」
早い時間に目が覚めてしまった時はお布団の中でNHKの「ラジオ深夜便」を聴いています。
先日の番組で児童文学者(冒険者たち ガンバと15ひきの仲間)で幼稚園の園長先生でもある斎藤惇夫さんのインタビューでとても興味深い話がありました。
幼稚園のプールの時間で水着を忘れてしまった子供がいて、大泣きしてしまったそう。
斎藤先生は「『明日水着を持ってきたら、またプールに入れるからね』って慰めたけど、明日じゃないんですよね。『今』なんです。『今』の重さを感じさせられました」と話されていました。
今水着がないと何にもならないんですよね。
子供の時間と大人の時間
子供が生きてきた時間は3、4年。
子供にとってその時々で精一杯。
「今」じゃないといけないし、「今」泣きたいし、「今」笑たい。
また今度、はないんです。
大人は歴史的感覚というか長い時間を過ごしてきたから、「また明日」「また今度」「前のことに比べたら」なんて考えれるんですけどね。
でも、「また明日」「また今度」って、今日できないことの「言い訳」「やらない理由づけ」とも言えるんじゃないかなあ。
大人はそうやって、やらないことを増やしていくのかも。
今、今なんだよ。
最後に
自分の子育てを大いに反省させられたし、ハードルは高いけど、こういう子供の持つ「今」をちょっと意識したいと思いました。
ついつい「今度やろう」とか「前やったけど大変だったし」なんて言って、やらないことが多いんです。
子供の「今」やりたい感覚を持って、物事に取り組めたらいいですね。
では!
斎藤先生の著書です↓