※2018年6月6日公開、2021年2月1日加筆、修正
20年前から始まったシンプルライフの追求
昔から「片づけ」に関する記事は主婦雑誌の主流だったと思いますが、20年ぐらい前の「片づけ」はスキマ家具や、100均グッズを使って、外に出ているものを全部どうにかして仕舞ってしまおうというものでした。
しかし、スキマ家具や収納ケースが増えるだけで、ちっとも快適にならない暮らしに途方にくれました。
そんな頃出版された本に衝撃を受けました。
「いらないもの、使っていないもの、捨てましょう!」ということは今まで誰も言った事がなかったのです。(2000年に発行された頃)
捨てたら怒られる、とかバチが当たるとか、何か使う時があるかもしれないし、という観念にしばられていたので、「え?捨てていいんだ!」と本当にびっくりしました。
でも、今思い返すとこの「捨てる技術」は女性には大変支持を受けたようですが、男性には大ブーイングでした。
テレビで観た評論家の初老の男性は、この「捨てる技術」に大変お怒りのご様子でした。
2005年3月20日、福岡西方沖地震が起こり、テレビや、棚に飾っていた小物などが全部落ちてしまったのを見て、一気に片づけがすすみ、だいぶすっきりした暮らしになりました。
大ブームになった「断捨離」
そして、2010年の流行語大賞にノミネートされた「断捨離」です。
片づけが物理的な事だけでなく、自分の生き方や、深層心理、過去のわだかまりなどにつながっている事に、とても心を動かされました。
ここらへんで、ようやく「片づけ」がただの「家事」ではないと認識されるようになったと思います。
2011年の東日本大震災
家や車、ありとあらゆるたくさんのモノが津波に流される様子、津波が引いた後のがれきの山に、大変な衝撃を受けました。
ここで、日本人の根底にあった価値観が根こそぎ変わっていったように感じます。
そして、今までなかった「片づけ」の本が出てきました。
「ミニマリスト」という言葉はこの頃からですよね。
↑本当に何にもない部屋に衝撃を受けました。
↑ ゆるりまいさんちよりも、もうガラガラ。
そうか、もう「モノ」はいらないんだ・・・と、とても影響を受け、断捨離にすんごい加速がかかった頃です。
服も減らす
この頃、スティーブジョブズ、サッカーバーグ、など世界の成功者が、「同じ服を着る」という事実に大変影響を受けました。
わたくしが一番感銘を受けたのは、映画監督の紀里谷和明さん。
その当時(2015年くらい)、持ってる服は4セットアップ
(タキシード、夏、冬スーツ、カジュアルなパンツとシャツ、パーカーのセット)
という事にだいぶ影響を受け、服をなんとかギリギリまで減らそうと努力したものです。
ドミニックローホーさん、こんまりさんの著書にも大変影響を受けたのもこの頃です。
すこしづつだけど、わかってきたこと
でも、いろいろ試行錯誤している中、わたくし自身、床に座る生活もヒザがツラくなったり、いつも同じ服装をすることに飽きてきたりしました。
シンプルライフにも100人いたら、100通りのスタイルがあるのですよね。
何も究極にまでモノを減らした生活が「正解」ではないのです。
生き方にたったひとつの正解はないし、家族構成、体の衰えなどで変化していくものです。
「断捨離」するのも、「ミニマリスト」を目指すのも、それが目標なのではなく、「自分にとって心地よい暮らし」のための手段なのです。
脳は衰えていく一方だけど、これからもお片づけしながら、物事をよーく考えていかないとね。
では!
そういえば、影響された本、まだまだあったよ!
↓片付けに本当に初めて目覚めたのはこの本がきっかけです。