テレビのニュースをみてたら日立製作所が、人の幸福度を計測して企業などに提供する新しい会社を設立することになったそうです。
この会社が手がけるアプリでスマートフォンの加速度センサーを使って、本人が気付かない体のわずかな動きや揺れを計測し、他の人とのコミュニケーションをどのように取ったか分析し、周りの人の幸せにどれだけ貢献したかを「ハピネス関係度」と名付けて数値で表示します。
この数値が高いと企業の生産性が上がるということなのですね。
「『幸せだから生産性が高い』のであって、逆ではない点が重要である」そうです。
幸福っていう目に見えないモノを計測するってのがおもしろいなあと思いました。
内閣府の幸福度に関する研究会の報告をみると、幸福度に三つの主軸を想定しています。
・関係性
・心身の健康
・経済社会状況
ある地域の指標は、
・暮らし(健康、食生活、住まい、家族関係など)
・安心・安全(地震、治安、食の安全、子どもの安全など)
・地域とのつながり(近所との会話、地域活動の参加、頼れる地域の人など)
・生きがい(社会貢献している、活躍の場がある、余暇の充実、生きがいの有無
幸福を感じるのは人それぞれのものがあるけど、必要最低限の基準みたいなのを満たされた上でのものなんですよね。
この幸福度を測るアプリって企業向けでありますが、一般向けにあったらいいのになあと思ったり。
自分を犠牲にすることが幸せだと思って、好きな人のために自分を犠牲にしたり、自分は無理してがまんして人に尽くしたりする人って多いですよね。
(自分も大いにその傾向があると思う)
でも、幸福度を測るアプリで計測したら、ちっとも自分の幸福度が高くない。
そしたら「あれ?おかしいなあ、幸せのために行動してきたはずなのに・・・」と気づいて、自分にとっての本当の幸せは何か?と立ち止まることができるのではないかなあ。
まあ、自分の幸せの基準をどこに置くかは自由なので、アプリも良し悪しかもしれませんが。
でも、幸福について学ぶことは小学生ぐらいのうちから授業に取り入れたらいいと思います。
就職活動で幸福度の高さを提示されるようになる日も近いですね。
では!