プロ野球千葉ロッテの永野将司投手がTwitterで自身が「広場恐怖症」である事を公表されました。
いつも応援ありがとうございます。
— 永野 将司 (@0302xoxo1) March 12, 2019
この度、パニック症(広場恐怖症)を公表させていただきました。
公表した理由については、年々症状が悪化して今年はキャンプにも参加できずいろいろな方々や応援してくれるファンに心配をかけ、ご迷惑をおかけして、いずれバレると思い公表しました。
「広場恐怖症」というのは通常であれば何でもないような状況に対し、過剰な恐怖や不安を持つ「不安症群」の一つだそうです。
「広場」という言葉があるので、広い場所にいると不安になるのかな?と思ったのですが、「広い場所」に対して症状が出るというよりも、以前に発作を起こした場所など特定の場所への恐怖を感じることが多いそうです。
突然、何のきっかけもなく、激しい恐怖や不安感が高まる「パニック発作」が繰り返される「パニック症」を伴う場合が多いという。
パニック発作が繰り返されることで、また症状が襲ってくるかもしれないという、漠然とした不安を感じる「予期不安」に悩まされ、そこから「広場恐怖」に発展するケースがある。
これは8年前に発症したわたくしの症状とまったく同じです。わたくしは「パニック障害」と記述していましたが「広場恐怖症」というのですね。
普通だったら、電車に乗ったり、車を運転する、なんて何も困らないことなんですが、本当に運転中に気分が悪くなったら・・・とか考えが止まらなくなってしまうので、症状がない人には理解されにくいと思います。
遠征などが多い野球選手である永野投手にとって、とてもキツイですよね。
でも、このカミングアウトで永野投手の今まで無理していたことが、ずいぶん緩和されると思います。
永野投手は「新幹線は各駅停車、車の運転は高速道路でなかったら大丈夫」と話しています。
これって、途中で具合が悪くなったら降りられるとか、コンビニや病院に駆け込めるという安心感があるんですよね。
健康な人だったら、新幹線や高速道路の方が早いだろ!って思ってしまうので、それを理解してもらえるというのは、本当に精神的に楽になります。
こういった不安症は3歩進んで2歩下がるといった感じで、すぐに治るものではないですし、完治はなかなか難しいです。
わたくしも症状が出なくなるまで3年くらいかかりましたが(今でもちらっと不安になる時があります)、症状が出ないようにする方法も身につきました。
永野投手も無理せず、うまく症状と付き合いながら野球を続けていってほしいと思います。
では!