この間ラジオを聴いていたら、リスナー
(おそらく4、50代)からの
お便りが印象に残りました。
お便りの内容はこうです。
子どもの頃、自転車がパンクしたので、
自転車屋さんに持って行ったら、
『うちで買ったものじゃないから修理できない』と
何軒もことわられたとのこと。
しかし、ある自転車屋のおばさんは
快くパンク修理をしてくれて、何かあったらいつでもおいで、
と笑顔で言ってくれたそうです。
そして数十年たった今、その自転車屋さんは、そのおばさんの
息子さんが引き継いで、お店はとても大きくなって
繁盛してるようでした、という内容。
昔のお店は、けっこう上からモノを言ってくるとこ、
多かったです。
「うちで買ったものではないから修理できない!」は
当たり前でしたね。
わたくしも若かりし頃(30年くらい前)、
会社帰りに腕時計の電池交換に街の時計店に行きました。
その腕時計は雑誌クロワッサンの雑貨のお店で
購入したものでした。
電池交換はSEIKOの時計を扱ってる店で交換して下さいと
説明書に書いてあったので、SEIKOの取り扱い店舗に
入ったのです。
そしたら、時計店の男性は「うちで買ったものではないから
できません!」と仏頂面で答えます。
わたくしも、それぐらいでは引き下がりません。
「電池交換しますって看板あるじゃないですか。
それにこの時計の説明書にはSEIKOの時計を
扱ってるお店で電池交換してくださいって書いてますけど」
その仏頂面は「この店で売った時計の電池交換は
するってことです!うちで買ってないならできません!」
と強気です。
わたくしもムッとして「へー、そしたら数年前に売った
時計でも、おたくは『うちの店で売った』って
覚えてるんですか?」
「うちの店で売った時計は全部わかります!
とにかく、うちでは交換しません!」
と顔を真っ赤にして怒鳴られました。
何で、あそこまで電池交換を拒否したんでしょう。
別に無料で交換しろなんて言ってないのになあ。
親切に電池交換に対応してくれたら、
あの店、感じよかったな、時計見に行ってみようかな?って
次の売り上げにつながるのにね。
てか、あの時代は売る努力をしなくて、商品が
売れる時代だったのかもしれませんね。
今は、だいたいのお店は対応が丁寧で親切だから、
ほんと助かります。
でも、あんまりお店の人はへりくだりすぎて、
へんな要求してくる人にまで、きちんと対応しようと
してるから、それはやめた方がいいですよね。
できない事はできない!ってはっきり言っていいし、
あまりにも酷い人は警察に通報していいと思います。
なあんて、ふとラジオを聴きながら思い出しました。
これからは人手不足だしAIも進化して、無人のお店が
増えると思います。
接客態度とかに関するトラブルは発生しないと
思うけど、おばちゃん同士の他愛ない会話が
減るのはなんだかちょっぴりさびしかったり・・・
では!