リウのくらしの絵日記

楽しいシニアライフを目指す50代の毎日♪要介護3の母は現在施設で暮らしています。本ページはプロモーションが含まれています。



人の生き方は何通りもある

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日経新聞NIKKEI プラス1の「なやみのとびら」

というコーナーにうつ病で大学を休学している

息子さんに「負けない心を持つにはどう励ましたら

よいか」というお母さんからの質問が寄せられています。

 

お母さんは、うつ病は現代病で、みなの心が

弱くなってきているからでしょうか、と心配のご様子です。

 

回答者の作家の石田衣良さんはこう言っています。

 

「息子さんを心配する気持ちはとてもよくわかる。

 でも、うつ病は現代病でも、心が弱いからなるものでも

 ありません。今のお母さんの対応だとますます

 息子さんを追い込んで行くでしょう」

 

進級、進学、卒業、そして就職・・・

 

誰もが思い描く道筋です。

 

不登校になったりしたら、「他の子はみんな学校に

行ってるのに、なぜうちの子だけが・・・」

 

親だったら、誰しもそう思うでしょう。

 

わたくしの子どもが不登校になった時も

そうでした。

(うちは一ヶ月くらいだったんですけどね)

 

他の子はみんな楽しく学校に行ってるのに・・・

 

でも、よく考えたら100人子どもがいたら、

100通りの生き方があるのです。

 

3年間学校に行って卒業して、というリズムが

合わない子がいて当然です。

 

学校自体が合わないという子だっているでしょう。

 

こう言われれば、頭では理解できるのですが、

当事者の親になってしまうと、どうしても

世間一般で言われるレールから外れる事を

恐れてしまいます。

 

人生にはいろいろ生き方があるのですから、

何もそこで悲観する事はないのにですね。

 

 

石田衣良さんがおっしゃっているように、

うつ病は現代病ではないと思いますし、

心が弱いからうつ病になるってのも

違うと思います。

 

昔はうつ病でも、家族がひたすら隠し続け、

公にされなかった事が多かったのでしょう。

 

それにうつ病は風邪みたいに休息したら、

回復するものでもありません。

 

調子いいなあと思っても、何かの拍子に

ひょいと具合が悪くなる事もあります。

 

心の病は鍵をかけていた扉の鍵が、ぱかっと

はずれて、いつでもその病が顔を出すという

状態なのです。

 

もちろん、鍵がはずれていても扉は開かないという人も

いますが、もうずっとその病とは一緒に生きていくと

いう心持ちの方がいいかもしれません。

 

石田衣良さんが言われてるように

息子さんの人生に寄り添ってあげてください。

それができるのは家族のあなただけです。

 

まず親がやるべきことは、人生は一本のレールだけでは

ないってことを子どもに教えてあげないといけませんね。

 

なあんて偉そうな事を書きましたが、この先

こういう事が自分の家族に起こったら、

落ち着いて受け止められるか、と考えたら

不安はあります。

 

でも、その時はひとりで悩まずに周りの人に

「助けて!」と声をあげれるようにしたいです。

 

では!

 

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