テレビで今の綿が入った布団が一般に広まったのは戦後からだと知ってびっくり。
昔の日本ではワラやイグサなどで寝ていたそうですが、綿が普及し布団に使われるようになったのは戦国時代。
しかし、それは一部の身分の高い人だけのもの。
一般に綿布団が普及し始めたのは明治時代、それでもまだ高級品だったので農村などではまだワラ布団が使われていて、戦後ようやく多くの家庭で使われるようになったそう。
綿布団の歴史って割と浅いのですね。
わたくしたちの親世代の布団に対する熱量というかこだわりが、なんか自分たちと違うと感じてたのは「綿布団は高級品」という感覚があったからなんじゃないでしょうか?
その感覚から考えたら羽毛布団なんてマリーアントワネットクラスになってしまいますね。
親がいくら羽毛布団を勧めても固辞してたのは「そんな高級なもの自分が使うのはもったいねえ」って思ってたのかもしれません。
それにゴージャスな花柄のアクリル毛布やピエールカルダン、ヴァレンチノとかのロゴが入ったタオルケットなどを内祝いなどで送り合ってたのも、「布団類=高級」というのがあったのですね。(実家の片付けしてたら、のし紙ついたままの大きな箱に入ったのが出てくるー)
以前、この先無くなって欲しくないものを考えていて、コンビニのトイレを挙げていたんですけど「布団」も変わらないで欲しいですね。
ふかふかで暖かい布団。
これって平和の象徴ですよね。
安心してグッスリ布団で眠れる日が、世界中の人に訪れますように。
では!