今日読んだ日経xwomanの女優片桐はいりさんのコラムがとても面白かったです。
片桐はいり 10年超の親の介護経て興味が体に向いた:日経xwoman
片桐はいりさんは60歳、40代の時から10数年ご両親の介護をなさったそうです。
同世代に比べると10年くらい早くの介護だったので、周りの介護経験のない人たちの理解を得るのが難しく、辛い思いをされてきたこともあったそう。
そんなはいりさんの60代からの人生について思ってることは「何がきても受け入れる度量を持ってさえいれば、なんとかなる」ということと「『この人の介護をしたい』と思われる人にならなきゃ」ということ。
いくら体を鍛えていても、病気になったり、怪我を負うことは誰でもありうるし、老化という自然の変化には勝てません。
それならいつか誰かに介護されるという前提で「面倒をみてあげたい」と思われる人になる方がいいと。
60代から鍛えるべき要素は、愛嬌(あいきょう)。一人で頑張りすぎず、自然と周りが助けてくれる存在でありたいですね。
こういう発想は全くなかったです。
老後はできるだけ家族に迷惑をかけないように、健康と筋肉に気をつけて頑張りたいと思っている今日この頃。
たぶん多くの中高年はそう思ってる人が多いのではないでしょうか。
だけど、どんなに頑張っても、いつかは誰かに頼らなくてはいけなくなる、というのが老い。
人に頼ることにとっても遠慮してしまいがちだし、今の社会は「迷惑をかけない」「自己責任」っていう風潮が大きいです。
でもこれからは自分は助けてもらう人間になるから、周りの人に「あの人と話すと楽しくなるわ」ってなってもらいたいですよね。
愛嬌を身につけて、悪いことは全然ないですしね。
しかし、頑固婆さんになる可能性だってある・・・
とにかくシニアは愛嬌!
では!