週に1回くらい実家に行って、庭や家の周りの掃除、部屋の片付けをしています。
母の部屋のタンスを整理していると、小さいアルバムがいくつも出てきました。
30〜15年くらい前の、わたくしが結婚して家を出て、父を見送って、母がまだまだ若くて元気で一人生活を謳歌していた頃のものです。
どの写真も母はおしゃれをして、友達と旅行に行ったり、カラオケを楽しんだり、食事を楽しんだりと、とっても楽しそう。
母はどの場面もめっちゃ「はっちゃけ」ていました。
わたくしでさえ、こんなに「はっちゃけ」たことないのに。
母の認知症の症状が進んで、旅行に連れて行けばよかったとか、もっと美味しいものを食べさせてあげたかった、とかいろいろ思い悩んだ時期もありました。
でも写真を見ながら、母はわたくしが心配しなくてもいいくらい腹一杯楽しんだのだから、わたくしがあれこれ後悔することはないよね、と思いました。
そして自分が老後、例え体が不自由になったり、死んでしまったとしても、家族にわたくしのことで後悔しないようにしてもらいたいとも思いました。
「何もしてあげられなくて」とか「もっと何かをしてあげればよかった」とか思って悲しまないで欲しい。
悲しむかもしれないけど「でも、お母さん、めちゃくちゃ毎日楽しんでたしね」とか「死ぬほど好きなことやってたし」と思い出してもらって「人生楽しんだから、よかったよね」と言ってもらえればいいなあ。
だから、戦争とか値上がりとかエネルギー問題とか暗い話題でいっぱいだけど、そんな世の中でも楽しみを見つけて生きていきたいわけよ。
わたくしもお年頃ですので、人の心配よりも自分の心配をした方がいいのかなあと思ったりしたのでした〜
では!