元プロ野球選手の村田兆治さんが、空港の保安検査場で女性検査員の肩を押したとする暴行容疑で現行犯逮捕されたとのニュースを観ました。
金属探知機に何度も引っかかったことに、腹を立てたそう。
肩を押して暴行容疑で現行犯逮捕ってのはちょっとかわいそうな気もしますが、70代とはいえ180cmもある体格のいい男性に肩を押されたら恐怖を感じるから仕方ないよね。
こういう公共の場で大きい声で怒ったり、激昂する高齢者の話題を聞くと、昔は「いつまでも自分が偉いと思ってる老害!」なんて憤慨していました。
なので、以前だったら今回の村田兆治さんのニュースには「逮捕されて当然だよ」って感じたと思う。
でも、最近なんだか考えが変わってきた。
高齢者って、もちろん多くの人が頭がしっかりして冷静な判断ができるんだけど、だんだん脳の機能が衰えてきて感情を抑制できなくなる人も増えてくる。
村田兆治さんも金属探知機が何回も鳴って、不安や苛立ちを感じて感情を抑えられなくなったんだろうね。
特に認知症になると間違いを指摘されたり、否定されたりするとものすごく怒る。(村田兆治さんが認知症というわけではありません)
だから、現行犯逮捕とか「これだから老害は!」と断罪されるのはちょっとかわいそうな気がする。
もちろん、こういう行為は腹立たしいけど、この高齢者の行動って結局は自分が向かう未来じゃない?
自分だって、将来抑制できない感情を爆発させて家族や他人に迷惑をかけているかもしれないんだもんね。
こればっかりは、どうなるのか分からない。
自分の身近な家族や友人が将来「迷惑な高齢者!」って言われるのを見るのはとても辛いし、自分がそう言われるようになるのも苦しい。
でも、そういう高齢者を世間はもう少し温かい目で見てほしいっていうのは難しいよね。
180cmの大柄な高齢者が大声出して女性の肩を押したりしてるの見たら、ほんと怖いし迷惑以外ないもん。
これからこういう状況ってもっと増えるから、若い人と高齢者の分断ってもっと進むよね。
若い人に「これはあなたの未来です。だから切り捨てないで」って言っても理解されないだろうし。
どうすればいいんんだろうって、いろいろ考えます。
は!またなんか考えてしまった!
では!