わたくの父と母の写真が実家に飾ってあります。
父も母もちょうど今のわたくしと夫と同じくらいの年齢です。
やっぱ、父母と比べるとわたくしたちはすごく若い。
しっかり大人というか、わたくしのイメージする50代、60代って感じで、わたくしたちってあまりにも未熟者に見えます。
だけど、あの頃の父と母の思考回路って、今のわたくしたちと同じだったのかな?
もっと老生していたような気がするし、なんかやたら口やかましかった。
うちだけかもしれないけど、うちの両親はほんと口やかましかったので、わたくしの感覚がマヒして、はいはい!と普通に思ってました。
今考えると、何をあんなに怒らなければいけなかったのか、怒ってばっかりで楽しいことってあったの?ってさえ思うぐらい。(まあ、テレビを観て笑ってることもあったけど)
たぶん、いい会社に入りなさいとか、花嫁修行しなさいとか、帰りが遅いとか、早く結婚しなさいとか、そんなことがめちゃくちゃ気になってたんだろうなあ。
あの頃の世の中って何歳までに就職して結婚して、子どもを産んで、という「こうであるべき」のプレッシャーが強かったから、その通りにするために親は一生懸命だったんだろうね。
そして、それは子どものためというよりも、自分のために世の中を気にして「子どもはこうあるべき」に必死だったのよ。
もちろん子どもが苦労するから、って思ってたとは思うけど。
やはり今もいろんな「こうあるべき」ってのがいっぱいあって自分もそれに振り回されてるようなところはある。
でもよく考えたらいつの時代もこういう押し付けはあるし、無くならない、ってことは、ほんと一切気にしないようにすることだね。
そして人と比べることはやめる。
では!