軽んじた扱いは受けたくない
西日本新聞の連載の詩人の伊藤比呂美さんの人生相談コーナー「比呂美の万事OK」を読んでの感想です。
今回の相談は、
「中高年で小柄、善良で温厚そうにみえるせいか、 知らない人に軽んじられます。原因と対策を教えて下さい」
というもの。
「善良で温厚そうにみえる」のは、「邪悪で凶悪にみえる」よりずっと良くて、大切なことだと思うけど、「軽んじた扱い」というのは、確かにいやですね。
そこで、比呂美さんの回答は、
軽んじられる原因は、お会いしてないから推測なんですが、
「ふつうのおばさん」にみえるんじゃないでしょうか。
たしかに、若い女性はちやほやされるけど、ふつうのおばさんは「軽んじられる」傾向にありますね。
別に、ちやほやされたいわけではないのです。
軽んじた扱いは受けたくありません。
軽んじられないために
では、どうしたらよいのでしょうか?
(家計や値ごろ感を考えるから)
ショートヘアで白髪染めしていて、パーマより
カットだけとか、ファストファッションやスーパーの2階、
気軽な通販で買ってるとか。
つまりそこから逸脱すればいいのですよ。
この人は普通じゃないな、デキるな、(中略)まともじゃないな、
などと思ってもらえれば、後はしめたものです。
なるほど、これは「つっぱり」ですね。
わたくしの学生時代はつっぱり全盛時代。
もちろん、わたくしは真面目な学生生活を送りましたが、この年で「つっぱる」のも楽しいかもしれませんね。
楽しいことを選びたい
髪を重いっきり短くするとか、うんと長くするとか、白髪染めをやめるとか、赤い髪とか金髪にするとか。
伊藤比呂美さんは、服装はすぐわかるようなブランド服を着るとか、ヨーガンレールやピンクハウスといった、80年代から続くブランドでキメるとか(高いけど)、もっと安くならアジア雑貨店で扱うようなアジアンテイストの服を着ると「ナニモノ感」がでますよ、とのアドバイスをされています。
つい値段のことを考えると、ファストファッションでベーシックなものばかりになってしまいますよね。
ぶっ飛んだ格好を今から挑戦するのはなかなか難しいけど、安くてもちょっと高見えする服を選ぶ、生地が安っぽいぺらぺらしたものを避ける、赤や黄色、オレンジなどのビビットカラーの服を着てみるなど、そういうところから始めるのがいいかもしれません。
そして髪はきちんと手入れして、汚れたりヨレヨレやしわしわな服は着ないよう、清潔感のある格好をするだけでもいいと思います。
子どもが学校を卒業して、学校行事にでなくていいような時期がきたら、親が「つっぱり」をするってのは面白いです。
わたくし自身は、そんなに人に恐れられるような感じにはなりたくないけど、「ふつうのおばさん」からちょっと逸脱するのは楽しそうでいいなあと思いました。
とにかく普通より、楽しい方を選んでいきたいです。
では!
↓伊藤比呂美さんの人生相談、面白いです!
服探しは自分探し 「比呂美の万事OKー人生相談」を読んで - リウのくらしの絵日記