2016年8月26日公開、2019年7月31日加筆、修正
地方の新聞なのですが、
西日本新聞で毎週連載中の
「比呂美の万事OK 人生相談」
詩人の伊藤比呂美さんの人生相談
コーナーがとてもおもしろいです。
伊藤比呂美さんの人生相談
本にもなってますので、
ぜひご覧下さい。
相談者の年齢層は、若い人から
高齢者までと幅広いですが、
やはり、40〜60代の中高年の
女性の相談が多いようです。
まあ、たくさんくる相談から
選ぶ訳なので、特別中高年の
相談が多いという訳では
ないのかもしれませんが、
悩みが多い年代という
気もします。
伊藤さんの回答がとても
相談者に寄り添って、優しく、
キッパリ言われる言葉に
とてもキモチが軽くなるような
思いがします。
服が似合わなくなったという悩み
先日の悩み相談は40代女性の
「服が似合わなくなった」
というものでした。
体重もキモチも変化がないのに、
今まで着ていた服が、デザインも
雰囲気もすべてフィット
しなくなった。
これって更年期?と問われてます。
やはり多くの40代50代の女性が
洋服フィットしない問題を
抱えているのですね!
伊藤さんにも何を着ても似合わない
時期があったそうです。
(伊藤さんは現在63歳)
友人の古着を着たり、若くない
向けのブランドを着たりと
試行錯誤し、いろいろ工夫
されたのですって。
洋服探しは自分探しのひとつ!?
伊藤さんはこうした試行錯誤して
工夫することを、
プレ更年期の
自分探しのひとつ
と言われています。
女として40から55の間に
起こった変化は、
自分らしさへの一本道でした。
若いとき(中略)自分がよく
わかっていなかったことも
あったし、(中略)結婚や離婚や、
家族やいろんなことにまぎれて
見えなかった。
わたくしたちは、「若くない方向」
に向かっています。
体はハリやツヤがだんだん
失われ、どうしても落とせない、
うっすらとした脂肪が
ついたりします。
そういう変化に戸惑いながら、
模索していくというのは、
大事なことかもしれませんね。
そうこういしていると、
「自分へ向かう道が
はっきり見えて
生きるということの
目的もわかってきた」
そうです。
まとめ
最後に伊藤さんはこう締めくくって
います。
力づけても力づけても
足りない今の時期。
胸を張ってどんどん
歩いていきましょう。
似合う服がない〜!と
途方にくれてしまいますが、
自分に似合う服をあーでもない
こーでもないと試行錯誤して
いくことが、
「自分らしさへの道の発見の旅」
だと思うと、けっこういいことかも!
と思えてきます。
まあ、この試行錯誤は服探しだけに
終わらず、一筋縄ではいきそうに
ないですけど、自分だけじゃあないし。
そうですね。
胸を張って歩きましょう!