「嫌われる勇気」
今さらですが、ベストセラーの「嫌われる勇気」を読みました。
ちょうど購入したところ、帰省した子供が「これ、読みたかった!」と先に読んでいました。
子供の友達も読んでたようで、若い人に人気があるのかな?
「読みやすかった!でも一回じゃなかなか理解できにくいよね」との感想でした。
でも、この本は若い人だけでなくわたくしのような中高年にとっても、為になるものだと思います。
劣等感について
この本で印象的だったのが、「劣等コンプレックス」についての話です。
「劣等コンプレックス」についての記述があります。
劣等感はそれ自体悪いものではなく、努力や成長を促すきっかけになりうるものです。一方劣等コンプレックスとは、自らの劣等感をある種の言い訳に使いはじめた状態のこと
劣等感は誰でも持つものであり、持っても当然だけど、問題はそれの使い方ということなんですね。
わたくしは「劣等感をある種の言い訳に使う」という言葉にどきっとさせられました。
「社交的じゃなくて、人付き合いが苦手」だなんて言って、ただ人に嫌われたくなかったり、変な人と思われたくなかっただけなんですね。
一歩前に踏み出せばいいのに、失敗を怖れるあまりに劣等感を言い訳ずーっとしてきたのか!
ドヒャー。
人にどう思われようと、自分は自分なんだから気にすることなんかないし、言い訳していろんなことをストップさせてしまってた人生、もったいないー。
人生の半分の年数がかかる
アドラー心理学をほんとうに理解して、生き方まで変わるようになるには、「それまで生きてきた年数の半分」が必要になるとさえ、いわれています。つまり、40歳から学びはじめたとすれば、プラス20年が必要で60歳までかかる。20歳から学びはじめた場合にはプラス10年で30歳までかかる、と。
本には、こういう記述もあるのですが、だとしたら、わたくしの場合50代ですから75歳までかかるってこと!?
でも何事も学び始めるのに遅すぎることはないと言いますので、アドラー心理学を実践してみようかなあ。
「今ここ」にスポットライトを
人に今はっきりと見えるのは過ぎ去った過去でも、まだ見ぬ未来でもなく、「今ここ」ということ。
人生は「今ここ」という点が連続して繋がってるのです。
線ではなく、点、今ここという点。
分かったようなわからないような。
最後に
アドラー心理学によると「トラウマ」は存在しないということで、過去の経験に自分が選んで意味を与えるというのです。
そうなるとパニック障害とか、自分で何か意味付けしてその症状を引き起こしてるのですかね?
ちょっとそこのところが理解しにくいですが、もしそうなら自分のパニック障害の症状も完全に完治できるのかなあ?と考えたり。
もう少し、アドラー心理学について知ってみたいな。
「嫌われる勇気」は対話形式のお話になっていますので、とっても読みやすいですよ。
アドラー心理学に興味がある方、対人関係に悩んでいる方、ぜひ読んでみてくださいね。
では!