またまたAREAdot.の鴻上尚史さんの「ほがらか人生相談」を読んでの感想です。
今回はもうすぐ結婚する31歳の女性が片付けられない悪癖が相手にバレてしまうことを恐れているというお悩みです。
たぶん、「片付ければいいのよ」という答えが頭に浮かんでしまいそうだけど、それができないから相談者の方は悩んでいるんであって、やっぱ片付けってそうそう簡単なことではないんですよね。
回答者の鴻上尚史さんだって、「僕も片付けられません、わはははは」って言われてますもん。
いつもこういう片付けられないっていうお悩みを見たり聞いたりすると、あ、自分「片付けは正義!」ってなって、それを人に押し付けてないだろうか・・・ととても反省してしまいます。
以前は実家の母に「片付けろ」ってすごい言ってたから、母はすっかり片付けって言葉に拒否反応を示すようになってしまいました。
母は「片付けは私が死んでからにして」って言ってます。
今は「片付け」というワードを出さないように「リサイクルに出すね」とか、母が見ていないところでいらないモノをバッグに突っ込んで持ち帰って捨てるようにしてるところです。
(こっそり持ち帰って捨てた。気づかれることはまずない)
モノを片付けて、モノが少ない状態が、掃除がしやすいし、ストレスにならないし、将来も不安になりにくいのは確かなことです。
なので人にお勧めしたいけど、度がすぎて「片付けられないことは悪よ!」って相手にプレッシャーを与えるのは間違った行為です。
ブロ友の貯め代さんのブログで、シニアのための片付けのための本の感想を読みました。
高齢者に片付けを強要せず、とりあえず荷物は部屋の隅に寄せ、物置か押入れに押し込んで、動線に何もおかないようにする、ということが一番大切なことだということです。
とにかく「最低限生活するために安全な状態であればよし」ということで十分なのですよね。
大切なのは片付けができなくて自分を追い込まないことです。
では!