電車妄想シリーズ!(シリーズなんですか!?)
2ヶ月前くらいなのかな?電車でみかけたご夫婦。
特別目を引くような感じではなかったけど、わたくしと同じくらいの50代だったので、ちょっと興味をひきました。
ふたりは並んで少し間をあけて座りました。
近過ぎず、離れすぎず。
会話は一言二言かわしただけ。
でも、会話のないことに居心地の悪さを感じてはいない。
乗ってきた駅から、病院にお見舞いにいってきたと推測される。
ふたりで、電車で出かけるなんてきっと久しぶり。
でも、久しぶりの電車にうきうきするわけでもなく、寄り道せずに家路につく。
子どもは巣立って、夫婦二人暮らし。
夕方、テレビを見ながらご飯を食べて、そして眠りにつく。
期せずして、その日のふたりはお揃いのグレーのパーカーを着てたんだけど、二人ともそのことには気がついていない。(というか関心がない?)
大きな声で笑ったり、どなったり、何かびっくりするようなことが起きるわけでもなく、静かに一日は終わっていく。
今世の中が一ミリも想像してもいなかった事態になっています。
なんでもない日常の積み重ねが幸せなんだと、あらためて思います。
あの日の電車のご夫婦はどうしているかしら。
「この事態が終息したら、病院にお見舞いに行こう」
そんな会話をしているかもしれません。
またまた中高年の妄想はふくらむのでした。
では!