ミシェル・オバマの「マイ・ストーリー」を読みました。
2009年から2017年までファーストレディーを務めたミシェル・オバマは、アメリカ初のアフリカ系アメリカ人です。
読む前はもっと政治的な内容かと思いました。
ファーストレディーになるまでの「サクセスストーリー」なのかと。
しかし、これは決して裕福ではない家庭に生まれたひとりの女の子が、家族や友人たちの愛に支えられて、いろんな場面で苦悩しながら成長する物語なのです。
アフリカ系アメリカ人ということで自分がマイノリティであるということを強く感じながら苦労をしてきたということがわかります。
彼女は「ファーストレディー」である前に、常に「ひとりの女性」なのです。
ぜひこの自叙伝は高校生ぐらいの女の子から、子どもがいる母親世代までにと広い世代に読んでほしいです。
彼女が進学を考えた時、仕事に打ち込んでいる時、子育て期間中などに悩んだりした事はわたくしたちが日常で遭遇することとほとんど変わりません。
彼女がそうした葛藤していた時のストーリーは、大いに読者であるわたくしたちの励みになるでしょう。
訳本って、なんだか文章が読みづらかったりするのですが、とても読みやすかったです。
厚い本ですが、多くの女性に読んでほしいと思いました。
おすすめです。
では!