読書が好きです。
まんがや、映画も大好きなのですが、本を読んで頭の中で展開されるドラマや、知らない事を知る喜びはとても楽しいものです。
cakes(ケイクス)のコラムで、読書について考えました。
読書は、知識を得るだけでなく、本の世界でいろんな人や世界と出会う事ができます。
わたくしも、著者の渡辺由佳里さんのように、たったひとりで右往左往していた時に「読書」によって救われたことがあります。
その時は、「救われた!」とすぐに実感したのではないけれど、気がつくと本を手にして何度も読み返しているのです。
わたくしが「救われた」本はなんだったかなあ、と思い返すと、藤沢周平の本を何冊か持っていて、何度も読んだ事が思い出されました。
中でも、「橋ものがたり」は何度も何度も読んだものです。
この短編集「橋ものがたり」は剣豪が出てきて活躍する物語ではありません。
江戸に暮らす町人が、それぞれの物語の主人公なのです。
全部がハッピーエンドではないお話だけど、誰しも小さな幸せを願って生きている、小さな喜び、小さな勇気、小さな怒り、そんな些細な事の積み重ねの人生だけど、そこには大切なものが必ずある、そんな世界にとても心が暖かくなりました。
そういう世界に出会える読書は、たったひとり孤独に苦しんでいる人に勇気を与えてくれます。
本のジャンルは人それぞれだと思うのですが、わたくしも、渡辺由佳里さんがすすめるように、「ハッピーエンド」の本をすすめます。
もちろん、まんがや映画でもいいと思いますよ。
自分を救ってくれる、勇気をもらえる本に出会える人生はすばらしいですね。
では!