2018年2月24日付けの日経新聞の土曜版
「NKKEI プラス1」で興味深い記事を読みましたよ!
なやみのとびら
読者の悩みに週替わりに各界の識者がお答えするという
「なやみのとびら」。
今回のお悩みは70代の男性からの、「終活に向けた持ち物処分ができません」というもので、奥様から、終活に向けてモノを処分していくようにと言われているが、どうしも思い入れのある写真、書籍などが捨てられない、というお悩みです。
その回答として、脚本家の大石静さんは、こう答えています。
自分の思い入れのあるものに囲まれて自由に生きて!
大石さんはこうも言われています。
身辺整理してきれいに逝くのは、それはとても
カッコいいですが、そのために生きている今、
ストレスを感じるなんて、情けなさすぎます。
悲しすぎます。
方丈記の鴨長明のような暮らしが、できたらいいなあとも思いますが、あまりにも
年を重ねた者は身辺を整理し、
若い世代に迷惑をかけないように
逝くのが正しい逝き方だという風潮に
洗脳されている。
のではと、少しわたくしも反省させられました。
捨てる事より大事な事
ただ、ここで大事なのは「好きなモノに囲まれてる」って事だと思うのですよね。
↑ピアニストのフジコ・ヘミングさんの東京のお家。
モノはたくさんだけど、自分が好きなもの、選びぬいたモノばかりなので、とってもすてきなお部屋になってるのだと思います。
好きでもない貰い物、景品でもらったお皿、義理のお母さんに押し付けられた服・・・
片付けに行き詰まってたり、悩んでる人は、捨てるものを探すのではなく、自分が本当に好きなものは何かを探すことに変えてみては、どうでしょうか。
自分の思い入れのあるものに囲まれて自由に生きて!
最後に
とは言え、
私の残すであろう本や衣類や荷物など、
大したものではないし、誰かが何とかするでしょう。
万が一迷惑がられようとも、死んでしまった後のことは、
知った事ではありません。
と、大石静さんは言い切っておられますが、夫の実家や、叔母の家の片付けを経験し身としては、やはり自分の子どもには、あの片づけの苦労はさせたくないなあ・・・と思うのでした。
では!
紹介した日経新聞 NIKKEIプラス1の「なやみのとびら」は
ネットでも読めますよ。
今回の記事は、もう少し先で、アップされると思います。