NHKスペシャルのマンション老朽化問題についての番組を観ていろいろ考えてしまいました。
問題はマンションの老朽化もですが、そこに住む住人も高齢化しているという2本立てなんですね。
やはり高齢者が一人で暮らしていると、急病になって倒れたり、孤独死という問題があります。
その問題に対応しようとするあるマンションの取り組みが紹介されました。
マンションに居住している一人暮らしの75歳以上の人は必ず毎朝管理人室にインターフォンでコールするという決まりを作りました。
管理人さんは着信履歴がない場合は安否確認を行うというものです。
インターフォンや電話でも確認が取れない場合は、親族に許可をもらって部屋に入るそう。
今まで、この取り組みで三人が室内で倒れていたのが発見されたのですって。
この取り組みで肝心なのは希望者だけではなく「75歳以上は全員朝のコールをする」としたこと。
やはり高齢者の中では「自分は元気だから大丈夫」と言われる人もいるけど、「全員」となると渋々でもやるようになります。
取材した80代の一人暮らしの女性は、趣味がゴルフでしょっちゅう出かけるほどお元気なので、この取り組みには最初「自分は元気なのに年寄り扱いされたみたい」と抵抗を感じながら、全員ということで仕方なく参加したけど、今はよかったと言われていました。
まだ大丈夫って誰しも思うし、大丈夫と大丈夫じゃない境目って誰しもわかりませんよね。
母もデイサービスとか年寄りくさいとか、一人でデパートに行ったほうがいい、とか料理もまだ作れるなんて言ってたけど、もうちょっと早くケアマネさんに相談して、いろんなサービスを受けてたら、少しは認知症の症状も急激に進まなかったんじゃないかなあって考えたりします。
年寄り扱いされるのは抵抗があるのは、すごくわかります。
わたくしだって50代後半〜60代はまだまだ若いよねって思うけど、体力気力が以前と違い弱ってきてるのは明らかです。
なので、もうちと年取った時、周りの人に気を使ってもらったり、サービスを勧められたりしたら、素直に「ほほほ、そうね、ありがたいわ」と受け止めるようにしたいな。
まあ、自分の中では60代はまだ元気だよね、って思ってるんだけど、実際70代になったら70代前半はまだまだ元気よねーって思って無理しそうな気がする。
今のうちから無理だけはしない癖をつけておきたいものです。
では!