定年後の楽しみ
実家には父が定年後の楽しみにと購入した大量の百科事典、文学全集があります。
わたくしは学生の時けっこう読んで楽しんだのですが、父は60歳で亡くなり、このたくさんの本を一度も開くことはありませんでした。
実家で久しぶりに本を読んでみようと手に取りました。
「字が小さすぎて読みにくい・・・」
父がもし無事に定年を迎えて、ゆっくりした時間が出来たとしても「字が小さくていっちょん見えん!読もうごとなか!(字が小さくて全然見えない。読む気にならない)」と激怒したに違いありません。←父はすぐなんでもかんでも激怒するタイプ
やはり、やりたいことがあればその時にやるのが一番だし、読みたい本があればその時に読むのが一番だなあとつくづく思いました。
定年後にやろうと思っていても、老眼で本を読むのが辛かったり、体力的にやりたいと思ってたことをするのは、しんどかったりすることがほとんどではないかしら?
若い時は定年になる頃がこんなに体力が衰えるなんて想像できなかったですものね。
そして、70過ぎると、60代ってまだまだ体力あって動けたよね!って思うんですって(80代叔母談)。
定年後に、時間ができたら、とか思ってたら、いつまでたっても何もできません。
もしかしたら定年前に亡くなってしまうかもしれませんし。
やりたい時にやる!
やろうと思った時にやる!
ほんとこれ。
飾りのための本
ちなみに家にある本の中に「ネアンデルタール人」「文字の誕生」「巨石文化の謎」とかマニアックな世界史の全集があるんですけど、とても父が興味のあるジャンルとは思えません。
セールスの人に乗せられて買ってしまったんだろうなあ・・・
あの頃は大きな本棚に立派な本を飾るのがステータスだったんですよ。
ご実家の本の処分に困ってるご家庭多いでしょうね。
わたくしも困っています。
では!
※過去記事を加筆修正いたしました。