※2018年3月8日公開、2020年2月22日加筆、修正
NHKラジオの「すっぴん!」をよく聴いてるのですが、その中で、時代考証家山田順子さんの「ユカイな江戸暮らし」という江戸時代の人々がどんな暮らしをしてたのかを話して下さるコーナーがとても面白いです。
3月7日のテーマは「長屋」。
江戸の庶民の住まいはほとんどが長屋。
つまり今で言う団地のようなものですね。
部屋の広さは単身者は4畳半に土間と台所。
家族が増えると部屋がもうひとつ増えるぐらいの広さが普通だったそうです。
とっても狭いけど、押し入れはなし、家財道具はほとんど置いていない。
お布団、箱膳、着物は1枚か2枚。
火事が多い江戸では、荷物が少ないのが当たり前だったんですね。
着物が1枚か2枚ってのが、すごいですね。
綿入れみたいな冬物はどうするのかな?
使わない時期は風呂敷に包んですみっこにおいておくのかなあ・・・と思ってたら、
なんと!
いつも着ている着物に綿を入れるそうな!
そして暖かくなったら、その綿を抜く。
すごい!究極のミニマリストです!
(でも、急に暖かい日になったら困りますね)
現代なら、春から秋はトレンチコートを着て、冬になったら、そのコートの下にインナーダウンを着るという方法ができますね。
これだったら、1年中同じコートでもOK。
まあ、冬以外の季節にインナーダウンを保管する場所が必要になりますけどね。
でも、1年中同じコートってのはさすがのわたくしも飽きそうですが・・・
災害の多い現代日本では、大いに江戸暮らしを真似したい部分も多いけど、年取ってくるとふとんよりベッドの方が、座布団よりソファの方がぐっと足腰に優しく、過ごしやすくなります。
江戸暮らしは丸々真似できないけど、もう少しスッキリ暮らしたいなあ。
では!