リウのくらしの絵日記

楽しいシニアライフを目指す50代の毎日♪要介護3の母は現在施設で暮らしています。本ページはプロモーションが含まれています。



認知症の人には「否定をしない」が大事なのはわかってるけど難しい

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義母が認知症の専門病院に入院

していた頃のお話。

 

昼食後、義母と病院内を散歩していた時に、

突然後ろから「そこのシマシマの人!」と

呼び止められました。

(その時、わたくしはボーダーシャツを着ていた)

 

その人はいつも食堂で会う、母よりずっと

若い女性の入院患者さんでした。

 

会えば、挨拶を交わし「今日もいいお天気ですねー」と

ちょっとだけお話をするぐらいでしたが、

どこが認知症なのかなあ?と不思議に思うくらいの

しゃんとして、いつもにこやかな方でした。

 

しかし、その日の女性はちょっと怒った感じで、

「ねえ!お金はどこ?」と詰め寄ります。

 

「へ?いえ・・・わかりませんけど・・・」

とわたくし。

 

「あなたが私の娘だというのはわかってるのよ!」

 

「へ!?いえ、娘ではないですよ・・・」

この人、わたくしを自分の娘だと思ってるのか!?

 

「私はあなたがね、娘だってことは

ちゃーんとお見通しなのよ!だから、

お金を出してきて!」

 

「あの・・・娘さんじゃないので、

わからないんですよ、私では・・・」

 

「ふーん、そこまで言うんだったら、

あなたが私の娘じゃない証拠を出しなさいよ!

娘じゃないって証明できる?」

 

女性のあまりの自信満々の言い方に

思わず爆笑しそうになりましたが、

認知症の人に否定的な言葉はよくないんだった!

と思い出し、

 

「お金は事務所に預けてあるから、事務所に行きましょう」と

促すと女性は素直に応じて一緒に事務所に

行きました。

 

 

他人だから、ここは否定してはいけないぞ、と

冷静に判断できたけど、実の母だったら

こういうふうに対処できるか自信ないです。

 

「否定しない」が大原則。認知症の方との接し方と上手なコミュニケーション方法|認知症|探しっくす

 

例えば、洋服を便器の中に詰め込もうと

していた高齢者がいたとします。

こういった行為を発見したとき、

家族は「汚いじゃないの! 何をやっているの?」

と言いたくなる気持ちを抑えて、

「あら、洋服を洗濯しようとしてくれたのね、

ありがとう」と反応することが重要です。

これによって本人は疎外感を感じることなく、

家族の一員であることに安心感を

覚えてくれるのです。

 

でも、そこをきちんとできるように

大人にならないといけないのですよね。

 

あまり否定的な言葉を使わないよう

気をつけたいです。はい。

 

でも、自分の娘じゃないって証明してみろって、

ぱっと聞いたらもっともらしい意見だけど、

へんな質問だし、よく考えついたなあと

後で思い出し笑いをしてしまいました。

 

では!

 

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