加齢のせい?認知症?
わたくしの86歳の母は血管性の認知症で要介護1、現在施設で暮らしています。
血管性認知症はアルツハイマーと違い症状の進行が早く、わたくしが認知症と気づいた頃にはかなり症状が進行して、オロオロしてしまいました。
物忘れなどが多くなってきたなあとは思っていたのですが、母はもともと慌てん坊で天然なところが大いにありましたし、かかっていた内科の先生も「体は元気だし、おしゃれだし、物忘れは年齢的に多くなるものですよ」と言われました。
わたくしもそう思ってました。
人間80年以上生きていたら、こんなもんだよね、って。
しかし、今振り返ると普通の物忘れではないな、という行動がありました。
いつも洗濯している
実家に行くと母はいつも洗濯していました。
なんで一人暮らしなのにいつも洗濯してるんだ?と不思議に思いましたが、母は下着や服を何枚も重ねて着る方でしたし、夏場など汗をかいたらすぐ着替えていたので、仕方ないのかな?ぐらいに考えていました。
でもそれは、同じ洗濯物を何度も洗濯していたのです。
脱水が終わったものをまた洗濯したり、たまにはちゃんと干したり、というその繰り返しをしていたのですね。
ゴミ出しの仕方がわからなくなる
これが母は認知症だと決定的に思った出来事です。
高齢者にゴミ出しは難しい②一軒家の裏庭には気をつけろ! - リウのくらしの絵日記
「いつもゴミを持っていってくれない」という母の愚痴で、裏庭のゴミ置き場を見てみると、何袋もあるゴミ袋の山。
どの袋に入れていいのか、何曜日に出していいのか、というのがわからなくなってたのです。
近所の民生委員の人がゴミ出しの時に声をかけてくれてたのに「あの人ゴミ出しの時にいろいろ言うけん、せからしかー」と私に文句言ったりしてました。
ATMの使い方がわからない
もともと機械の類が苦手だった母。
お金が下ろせないというのは年だし操作が難しいから仕方ないよね、って思ってたのですが、だんだん銀行や郵便局の人が意地悪してお金を引き出せないようにしていると言うようになりました。
まとめ
洗濯物の変化にはなかなか気づきにくいかもしれませんが、ゴミ出しの仕方がわからない、ATMの操作がわからないと言うようになったら、認知症の専門の病院で診察してもらった方がいいと思います。
早期発見で、認知症の症状の進行を遅らせたりできる可能性もありますので、注意してみてくださいね。
あと、認知症の症状かもしれないという点では「被害妄想」や「人の悪口を言う」というものもあります。
しかし母はもともと口が悪いので、ちょっと気づきにくかったです。
しょっちゅう実家に通っていたのに、なかなか気づけないものです。
では!