またまた彼岸参りに行ったお寺での話です。
私の父のお骨は納骨堂に納められています。
平日なので、お参りに来ている方は少なめ、納骨堂に入ると女性が二人いました。
姿は見えませんでしたが、声の様子から40代くらいの娘さんと、その母親のようでした。
最初は気づかなかったのですが、会話を聞いていると、娘さんがずっとお母さんに説教をしているようでした。
「『暗く見える化粧』ではなく、『こういう色もいいんじゃない』って言った方が受け取る方も気持ちよく思えるんじゃないかな?」と、口調は穏やかではあるけど、お母さんの言動を静かに諌めるような言い方でした。
元気な頃のうちの母だったら「なーん、あんた!その化粧!もっと顔色良く見えるようにしんしゃい!病人のごたあ」(ほんと口が悪かったうちの母!)のような言い方をされたのではないかと推測されます。
ネガティブな言い方をされたらムカっと来ますよね。
それも母と娘だと余計に腹たつんです。
その娘さんも恐らくめちゃくちゃ腹立ったと思います。
お母さんが普段からネガティブ発言ばかりしていて、それが積もり積もって爆発したのかな?と勝手に想像してしまいました。
お母さんへの説教は、私がお参りを済ませた後も続いていました。
娘さんの気持ちは痛いほどわかる!
でもお母さんの気持ちも理解できます。
高齢者って思考がネガティブになって悪口とか愚痴しか言わないの?って感じになりがちですよね。
私も母の言動には腹立ってキレてばっかりでしたもん。
でもきっと私ももっと年齢を重ねたらネガティブ発言しまくって、娘たちに激怒されるような気がします。
そうならないように常々「今」に集中するようにしていきたいものです。
それではまた!