わたくしのブログにはアラカンという言葉をよく使っています。(アラカン世代なので)
それで「アラカン」と文字を入力する際にいっつも「阿羅漢」という言葉に変換されるのです。
最初はあまり気にしていませんでしたが、ふと「阿羅漢」ってなんだろうと思いました。(カタカナのアラカンはアラウンド還暦の略です)
やはり仏教用語用語で「尊敬・施しを受けるに値する聖者」を意味し、「この境地に達すると迷いの輪廻から脱して涅槃に至ることができる」のですって。
ちなみにに仏教用語を少しだけ解説すると、
輪廻:仏教用語で、生あるものが迷いの世界に生まれ変わり、死に変わりを繰り返す思想
涅槃:すべての煩悩の火がふきけされて、悟りの智慧を完成した境地。迷いや悩みを離れた安らぎの境地
つまり「阿羅漢」とは、迷いや悩みが一切なくなり、悟りの智慧を完成した聖なる境地を表しているのですね。
では「アラカンの自分」はどうでしょう。
そういう聖者の境地とはめちゃくちゃ程遠い...
迷いや悩みだらけの毎日ですが、それでも以前の自分に比べたら、随分減ったと思います。
それは悩み自体が解決して減ったのではなく、「手放した」と言った方がふさわしいかもしれません。
頭の中でぐるぐる考えても答えが出ないことに、それほど執着しなくなったと思うのです。
できることはやるけど、無理なことはしないって決めてから、ちょっと気楽になったようです。
もちろん、仏教の「阿羅漢」ような悟りの境地には近づけません。
でも「あら!いい感じ!」のアラカンにはなれるかも。
これからも肩の力を抜いて、「いい感じのアラカン」を目指していきたいと思います。
それではまた!