母が施設に入居してから、実家の片付けに行ってます。
食器類で使いたいものがあると持ち帰ったりしていましたが、それも一度使ってみると今の自分の趣味ではないし使い難かったりして、結局処分することにしました。
そして、母の洋服はほとんど私と好みが違うので処分しやすいのですが、中には高級なワンピースなどがあり、サイズも合いそうなので「ひょっとしたら何か改まった場所に着ていく機会があるかも」と思って、いろいろ試着してみました。
そしたら、全て肩パッドが入っているせいもあり、わたくしが着るとムキムキのゴリラが女装してるみたいで衝撃を受けました。
服は似合う、似合わないがあるし、流行ってのがありますものね。
鏡に映る自分を見て腰を抜かしそうになったのは久しぶりで、おかしかったです。
先日は箱に小さい手帳が入ってるのを見つけました。
それは全部母がその日にあった出来事を簡単に数行書いてるものでした。
「明日はフラダンス楽しみ」とか「デパートに行って、買い物して帰る」とか「今日は腰が痛い」などの他に「リウちゃん三人が○○の帰りに家にくる」「○ちゃん素麺をたくさん食べる」とわたくしと小さい頃の子どものことが書いてありました。
日付を記入していないので正確な日付はわかりませんが、わたくしが覚えていない自分と子どもの事柄が記録されているのを読むっていうのはなんだか不思議な気分です。
こういうのを見ると懐かしいという気持ちもあるのだけど、わたくしの場合、あの時ああだったんだ、こうだったんだ、ああすればこうすればと思い悩んでしまい、完全に作業がストップ。
ふと我に帰り慌てて箱に収納したまま捨てました。
実家のものって、量が多くて片付けが大変というのはもちろんなのですが、それに一つ一つ向き合っていたらしんどいです。
精神的にキツイです。
食器も綺麗で上等なものでも、今の自分が好きかどうかで決まるし、服もいくら高価なものでも自分の好きなスタイルじゃないとやっぱり納得できないものですね。
つい「高いものだから」「いつか使えるかも」って考えてしまって、そしてやっぱいらなかったという失敗を何度繰り返せばいいんでしょうね。←いい加減学習しないと!
それに今まで叔母と義実家の片付けの時はスムーズに片付けできたのに、自分の実家の片付けはいろいろ躓くことが多いのは、思い出とか自分が関わってきたものだからなんでしょうね。
もうこれからは、競走馬のようにひたすら前を向いて片付け続けようと堅く決心したのでした。
では!