リウのくらしの絵日記

楽しいシニアライフを目指す50代の毎日♪要介護3の母は現在施設で暮らしています。本ページはプロモーションが含まれています。



感謝の言葉はちゃんと相手に伝えよう

先日、認知症の奥さんを一人で看ていた80代の男性のドキュメントを観ました。

 

奥さんはとても料理上手だったので、男性は全く台所に立ったことがありませんでした。

 

しかし奥さんが認知症になって台所に立てなくなると、男性は奥さんのために一生懸命料理を作ったり、家事をして奥さんを支えます。

 

ある日、二人でお茶を飲んでいると奥さんが突然「あなたと結婚して良かった」と呟いたそうです。

 

男性はその言葉はちゃんと聞こえたし、泣きそうになったけど、聞こえないふりをして何も答えませんでした。

 

その数ヶ月後に奥さんは亡くなり、男性は「あなたと結婚して良かった」という奥さんの言葉に何も答えなかったことを激しく後悔しました。

 

コロナが少し収束した数年後、初めて奥さんが眠るお墓に男性は新幹線に乗って訪れます。

 

そして墓前に向かって「自分もあなたと結婚して良かった」と話しかけることができ、少し胸のつかえが取れたと言っていました。

 

でも、やっぱ本人に直接言わないといけません。

 

もちろんみんながみんなってわけではないけど、なぜ男性って奥さんに感謝の言葉を言わない人が多いのでしょう。

 

特に昭和の男性は「男は黙って」とか「不器用だから」とかを言い訳にしています。

 

かっこいいと思ってるのかな?

 

「照れ臭くて」というのも聞きますが、別に恥ずかしい気持ちになったからと言って、死んでしまうわけではないので、安心して感謝の気持ちを伝えてほしいですね。

 

気持ちを伝えずに相手を亡くしてしまう辛さの方が、恥ずかしさより増すと思うんですけどね。

 

あるスポーツ選手の奥様が、料理に関する資格などを取られて、ご主人をサポートされているけど、一度も「美味しい」と言われたことがなく全く手応えがないそう。

 

食事に文句を付けたり、残したりとかはないけど、「美味しい」という言葉がなかったら寂しいですよね。

 

ぜひ奥様に「美味しい」って言ってほしいなあ。

 

すごいスポーツで頑張っていらっしゃる方なので応援してたけど、この話聞いたら一気にドン引きしてしまいましたわ。

 

まあ男性だけでなく女性もそしてわたくし自身も感謝の言葉は出し惜しみすることなく相手にきちんと伝えたいです。

 

では!