時々、母の入居している施設に面会に行っています。
そして今、わたくしは自分史上とっても穏やかな気持ちで母に会えることに気付きました。
古いブログを読み返すと、母は認知症の症状が出る前からネガティブ発言が多くて、わたくしはしょっちゅうブチギレることばかり。
ブログは母への愚痴のオンパレードでびっくり。
母の話って文句や不平不満が多くて、人にはそういう話はしないのだけど、その分わたくしが聞くって感じでした。(まあ人に害がないのはよかった)
もちろん、楽しい時もあったのですが、顔を合わせるのが嫌だなあって思うことが多かったかな。
今は施設に行くと、母はわたくしの顔を見て「よかったー」と言います。
そして、ずっといろいろ脈絡のない話をするのですが、その話の中で「よかったーと思って」とか「ほんとによかったよ」というフレーズが何回も出てきます。
何がよかったのか全くさっぱりわからないのですが、とにかく母の口から「よかった」という言葉がたくさん出てくるし、ネガティブワードは一切出てこないので、ほんとよかったなって思います。
母はちょっと前の記憶も無くなってしまうので、その「よかった」が過去のものなのか、今なのかわかりませんが、母の頭の中に「よかった」がたくさんあるんでしょうね。
とにかく、母が穏やかに毎日を過ごすことを望んでいたけど、一番穏やかになったのは私だったんですね。
この先認知症が進んで「よかった」が無くなるかもしれません。
でもとにかく今はホッとしています。
では!