NHKラジオの三宅民夫のマイあさ!で興味深い話を聴きました。
11月22日「いい夫婦の日」にちなんで夫婦の家事や育児の役割分担について、ナチュラルライフ研究家の左光紀子さんのインタビューがありました。
家事の役割分担がすすまない理由
なかなか日本で男性の家事分担がすすまない理由として「家事をきちんとやらないといけないという呪い」が(女性に)あるということを話されていました。
同じ家事をやるにしても、子どもの頃から男の子と女の子に求めるレベルが違います。
男の子だったら、ほうきでささっと掃くだけでよしとされるけど、女の子は雑巾できちんと拭き上げるようなとこまで求められます。
そして結婚して生活を始めたとしても、どうしても女性が家事をやらないといけないと思って、がんばってしまい女性の家事レベルが上がってしまいます。
その高い家事レベルを男性に求めてしまうので、男性や子どもなどが家事をしにくくなってしまう傾向になってしまうのが、役割分担がすすまない理由だそうです。
なるほどですね。
家事を頼むなら、完全におまかせにするか、こういう風にしたら、こうなるよ、と丁寧に説明してやってもらうということですね(いや、これが難しいんだけど)。
ついつい、自分がやった方が早い!といってやってしまうのは相手の成長を阻んでいたのですよね。反省・・・
「きちんと」のプレッシャー
「きちんとした家事」「手作りの食事」が愛情のバロメーターのようになってるのが女性にプレッシャーを大いに与えてます。
そういう観念って戦後に作られたものにすぎません。
愛情のかたちなんて、人それぞれだし、家事ができない人は愛情ないの?ってなってしまいます。
佐光さんが言われていた「家事はあくまで生活の技術のひとつ」って言葉がもっと世間にひろまればいいなあ。
最後に
日本って家事だけじゃなく、いろんなことに「きちんと」を求め過ぎですよね。
なーんて偉そうに書いたけど、一番「きちんと」の呪縛にとらわれていたのは、自分自身です・・・
もうちょっと楽〜に生きていきます。
ちなみに佐光紀子さんって重曹とかを使ったお掃除の本を書いてらしたと思ったんですけど、こういう↓本もありました。おもしろそう。
では!