
今回のNHKスペシャルのテーマは「究極の欲望”不老長寿”」。
「長生き」ではなく「若返り」に焦点を当てた内容です。
番組に出てきた54歳の女性。
遺伝子の検査では20代、細胞の検査では30代、肌のハリも十分、見た目も2、30代、おまけに運動もしないのに、勝手に筋肉もついてくるというのは驚きです。
確かに、肌が若返るのは嬉しいし、加齢による筋肉の衰えや手足腰の痛みが解消されるなら一度は試してみたくなりますよね。
それに死ぬまで健康でいられるなら魅力的です。
でも、そんなに細胞レベルで若返ったら、いつ老い、いつ死を迎えるのでしょう。
体は健康で若いままだと、120歳とか130歳ぐらいは平気で長生きできそうです。
元気な状態で「死」を考えるのは案外難しいかもしれません。
生きものは少しずつ弱り、自然と「おしまい」に向かうからこそ受け入れられるのでしょう。
きっと若返った人はむしろ「死」という新たな悩みを抱えそう。
でもテレビで紹介された若返り方法は、寿命に関わる遺伝子の改変、血液の成分交換、幹細胞の注入、などかなり高額な治療費がかかるようです。
庶民の私には無縁の世界だと感じました。
とは言え、年を重ねて弱ってくるのは自然の流れだと受け入れるけど、理想を言えば、死ぬまで自分の足で歩いて、最低限の身の回りのことは自分でできて、認知症にはならない人生を送りたいものです。
ただこういった認知症やパーキンソン病などの「老いが招く病」を抗老化の技術で解決しようとしている研究は進んでいるようです。
頑張って欲しいですし、ぜひ「庶民価格」のもので提供してもらえたら。
「若返り」「不老長寿」は本当に幸せに近づくのでしょうか。
そんなことをしみじみ考えさせられる番組でした。
未視聴の方はぜひNHKプラスでどうぞ。
それではまたー
