
NHKの朝ドラ「ばけばけ」、面白いですね。
観ていらっしゃらない方もおられると思いますが、今日はドラマを観て思ったことをちょっと書きます。
このドラマは怪談で有名な小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻をモデルにした物語です。
時代は明治時代、主人公トキは没落士族の娘。
父親が作った莫大な借金(一生働いても返せないほど)を抱え、返済に追われる毎日です。
そんな中トキの婿養子はあまりの貧しさに耐えかねて出奔してしまいます。
時代はもう変わったし、家が借金だらけなのに、やたら「松野家の跡取り」とか「武士」とか「格が違う」とかこだわる家族。
ほんとお婿さんが気の毒です。(でもそこが面白い)
でも、この「家」とか「格が」とかいう話は、30年くらい前はまだよく聞いていました。
私の義母も自分の先祖が大名の家系であることが自慢。
時々「あの家とうちとは格が違うのに」とか言うこともあって、びっくり。
特別お金も地位もない小市民なのに、ひどいですよね。
義母がよく、先祖や地位のある遠い親戚の自慢話をしていましたが「また始まった」って感じで、あまり聞いていませんでした。
でも義母が亡くなってから思うのです。
両親が早く亡くなって長女である自分が一生懸命働いて、きょうだいの面倒を見てきたのですよね。
そんな中で「自分は大名の家系」という思いが、彼女の支えや自信になっていたのかもしれません。
今から思えば、もう少しちゃんと話を聞いてあげたらよかったのに、と思いました。
今の令和の時代も「家」とか「格」にこだわる人はいるのでしょうかね。
ドラマは松野家の皆さんが、これからどうなるのか楽しみでもあります。
朝ドラ「ばけばけ」はスタートしたばっかりです。
観てない方はぜひご覧になってくださいね。
それではまた♪