母が老人ホームに入居してから、あと少しで3年になります。
もう何年も経ったような気がして、まだ3年なの?って思います。
母はこの3年で認知症の症状も体の衰えもずいぶん進んだように感じます。
私自身も3年前に比べると、ずいぶん弱々になりましたしね。
最近の母は、私や家族の顔を見ても誰かはわからないようです。
けれど「りうちゃんって知ってる?」と聞くと「知っとう」と答えてくれます。
面会に行っても私が娘であるということはわからないけど、名前は覚えているみたいです。
きっと「娘」という存在がどんなものなのかも、今はあまりピンとこないのかもしれません。
前は夫の名前や孫の名前を言って「知ってる?」と聞くと「知っとう」と答えていたのですが、最近は「知らん」と返すことも増えてきました。
先日尋ねたときも、同じような感じでした。
「リウちゃんって知っとう?」って聞いてみると、なぜか「はははははは!」と大笑い。
「え?知ってるの?」って聞くと、また笑います。
最近の母は感情が薄ーくしか出なくなってきているけど、あの笑いは「爆笑」の部類に入るくらいの大笑い。
私の名前で何か楽しいことがよみがえってきたのか、聞き覚えのある名前が嬉しかったのかわかりませんが、あんなふうに大笑いしてもらえてよかったです。
コンビニで母の大好物のフライドポテトがあればと思ったのですが、無くて、代わりにチーズスナックみたいなのを買って、コーラと一緒に食べました。
どちらも「美味しい!」と喜んでいるようでした。
今度はフライドポテトを買って一緒に食べようと思いました。
最近の母は感情が出にくくなってきているので、これからも「喜」や「楽」を引き出すように、いろいろ試してみたいなと思いました。
それではまた!