NHK朝ドラ「おむすび」は、コロナが流行して第一回目の緊急事態宣言が出た頃の話になっています。
あの頃の病院のピリピリした様子や、街から人の姿が消えて、この先の見えない不安を抱えていた人々の様子がリアルに描かれています。
ドラマの中で、大きな病院で管理栄養士をしている主人公の結ちゃんの娘が、小学校で同級生から「母親が医療従事者なので、コロナに感染しているかもしれないから学校に来るな!」と言われてしまうという事態が発生します。
あの頃は罹患者の家に誹謗中傷の張り紙を貼られたり、県外ナンバーの車が停まっていると非難されたりと、本当に異常な空気がありました。
大人たちの不安や焦りがそのまま子どもにも伝わり、世の中には「自粛警察」と呼ばれる行動が広がってしまいましたよね。
社会の雰囲気が子どもたちにも影響を与えていたのだと、改めて感じます。
テレビを見ながら、少し昔のことのように思えましたが、つい最近のことなのですよね。
そしていまだにコロナは終息していないことに気付かされます。
現在ははマスクの着用は個人の判断になり、店舗などのアクリル板は無くなり、コロナ前の生活に戻っています。
もし、また新たな感染症が流行したとしても、あの時のような過剰な不安や同調圧力に振り回されず、冷静に対応できる社会になっていることを願います。
これからも、過去の経験を活かしながら、落ち着いて対処できるようにしていきたいですね。
それではまた!