「令和8年は60年ぶりの丙午(ひのえうま)」というニュースのタイトルにちょっとびっくり。
わたくしたち世代には懐かしい「丙午(ひのえうま)」という言葉を久しぶりに聞いた気がします。
ニュースは国会で「60年前の丙午では、迷信のために子供の産み控えが生じたが、政府は必要な対策を検討をするとする答弁書を閣議決定したという内容を伝えていました。
江戸時代に『丙午の年には火災が多い』という迷信が生まれ、後に『八百屋お七』という火事にまつわる悲劇のヒロインが丙午生まれだとされたことで、この迷信は女性の結婚に結びつくようになったそうです。
わたくしは1966年の「丙午」の前の年、1965年巳年生まれ。
1965年の出生数が182万人だったのに対し、1966年が136万人と42万人も減っています。
そして翌年の1967年が193万人に増え、いかに多くのひとが迷信を気にしていたのがよく分かります。
あの頃と時代はすっかり変わってしまった情報化社会なのに、60年ぶりの「丙午」の迷信を心配するの?って、ちょっと驚きますが、やはり迷信とはいえ丙午に関する事情を知ってしまうと気にしないわけにはいきませんよね。
2023年の出生数が72万人ですから、第2次ベビーブームの1973年の210万人と比べると1/3。
丙午を気にして出生数が減るのを心配するのも分かりますが、近年は丙午じゃなくても減る一方なので根本的な対策を講じないといけないのでしょうが、難しいですよね。
ただ、「平成8年は丙午だ!」って寝た子を起こすようなことを言わない方が、出生率が下がらないような気がするんですけど、どうでしょう?
ちょっと気になりました。
それでは!
令和8年は60年ぶりの丙午(ひのえうま) 産み控えに「必要な対策を検討」 政府答弁書(産経新聞) - Yahoo!ニュース