無印良品唐津店に行ってきました
先日、佐賀県唐津市にある佐賀県内最大規模の広さと品揃えを誇る無印良品唐津店に行ってきました。
この店舗は、自社でゼロから建設された環境配慮型の木造店舗で、「エネルギーを消費しない」仕組みを持つ、無印良品として初の試みだそう。
お店に入ると広々とした空間が広がり、中心には庭が配置されていました。
この庭を囲むようにお店をぐるぐると見て回ることができます。
また、店内には100円コーヒーの機械や給水機も設置されており、庭のベンチに座ってゆっくりと過ごせることもできます。
「ReMUJI」という取り組み
今回訪れて特に興味深かったのは、「ReMUJI」という無印良品が展開するリユースプロジェクトです。
このプロジェクトでは、回収された無印の服を洗い直したり、染め直したりして再販しています。
九州では唐津店と日田店だけがこの取り組みを実施しているそうです。(このリユースプロジェクトは2015年から始まったそう)
以前、ある有名ブランドが売れ残った服42億円分を焼却処分したというニュースを目にしてショックを受けたことがありました。
そのため、こういったリユースに力を入れる動きにはとても賛同します。
実際の商品を手に取ってみた
「ReMUJI」のコーナーには、紺色やグレー、黒などに染められた服が並んでいました。
見た目は綺麗ですが、手に取ると若干のユーズド感が残っています。
紺色に染め直されたボーダーシャツの値段は1,990円。
新品の服が買える値段でもあり、少し考えさせられます。
リユース品の値段がそれほど安くない理由として、回収から選別、洗浄、染色、物流といった多くのコストがかかっていることが挙げられます。
新しくものを作るよりもコストがかかるそうです。
リユースを考える
こうした背景を知ると、消費者としてリユース品を積極的に選ぶべきだと思う一方で、自分自身がこれらの商品を買うかと問われると、正直「いや、ちょっと...」となってしまいます。(値段が安くても)
新しい服を買うウキウキ感や、値段に見合う満足感を求める気持ちも理解できます。
では、どうしたらよいでしょうか?
やはり、値段が高くても品質の良い、本当に気に入った服を買って長く着るのが一番理想的なのでしょうね。
一方で、服を長く大切に着る意識を持ちつつも、新しい服を買う楽しさも手放したくない。
どうしたらいいのか...複雑な気持ちです。
無印良品の他の取り組み
無印良品では他にも、羽毛布団を回収して新たな製品に生まれ変わらせる取り組みを行っているそうです。
こういったリユースやサステナブルな取り組みが増えることで、少しずつでも環境への配慮が進むことを期待しています。
まとめ
リユースは簡単ではありませんが、環境のことを考えた行動はとても大切なことだと改めて感じました。
自分にできることとして、服をできるだけ長く大切に着るよう心がけたいです。
それでも、素敵な新しい服を見つけると心がときめく乙女心(オババ心)。
環境への配慮と、自分の楽しみとのバランスを取りながら、服の問題を考えていきたいです。
では!