久しぶりに夢に母が出てきました。
部屋中に洋服がハンガーに掛かってたり、積み重ねられて、わたくしがその中の服を着ようとすると、母が「それはまだ洗濯してないとよ」って言うのです。
洗濯している母を見ながら「ほんと、昔からずーっと洗濯ばかりしてるよねえ」って夢の中でため息ついてるわたくし。
母は元気な頃から、洗濯ばかりしていました。
汗をかいたりして何度も着替えたり、下着などを何枚も重ねて着ているので、一人暮らしになっても、洗濯の回数は多かったです。(母は出かけることが多かったのでそんなものかなあと)
認知症の症状が出始めた頃、相変わらずずっと洗濯してるので、よく観察したら、脱水し終わった洗濯物をまた洗ったり、取り込んで畳んだものをまた洗濯していることに気がつきました。
初めは母に「これは洗ってるから、もう洗濯せんでいいとよ」って言ってましたが、すぐに忘れて洗濯します。
しかし料理や買い物など、できる家事がどんどん減っていく中で、洗濯はパーフェクトにできるものの1つだったので、好きにやらせていいかな、と。
洗濯して、干して、取り込んで、畳む。(収納はできてなかったな)
家の中で完結するし、火を使ったりして危険なことはないですしね。
同居を始めてから、夜中に母の部屋の電気がついているので、こっそり覗くと洗濯して取り込んだ衣類などをずっと畳んでいました。
施設に入っても夜中にベッドの上で服をずっと畳んでいたそうです。(最近はやってるかは分かりません)
家事って生活するために必要な能力だけど、「自尊心」を保つためにも大切なものなんだなあ。
自尊心の意味は「自分の人格を大切にする気持ち。また、自分の思想や言動などに自信をもち、他からの干渉を排除する態度。プライド」(小学館『大辞泉』より)。
わたくしもできるだけ、高齢になっても最低限の家事ができるようにしたい。
そのために「家事の簡素化」「モノの量を減らす」といった作業が今は大事だと再認識しました。
一向に進まないですが。
では!