実家の片付けをして、絶対自分の子どもにはこの苦労をかけたくない、という気持ちから、自分の家の片付けが進むようになりました。
自分の死後、片付けをしておくのはとても大事です。
それと同時に子どもに自分の死後「お母さん、人生楽しんでてよかったね」という思いを持ってもらうことも、同じくらい大事だと気がつきました。
うちの母はまだ死んでいませんが、認知症が進んで介護施設に入所した時、「もっと一緒にいろんな所に連れて行ってあげたらよかった」と少し後悔した気持ちになりました。
そしてそんな思いが拭えぬまま、後日実家の片付けでアルバムを見ていたら、そこにはいろんな有名観光地にお友達と旅行したり、パーティーしたりと、めっちゃエンジョイしている母の姿が。
あんなにいつもわたくしに愚痴とか悪口ばかり言ってたのに。
わたくしはそれを眺めながら、「え?わたくしでも今までの人生こんなはしゃいだことないのに、何これ?」とちょっとムッとしてしまいました。
しかし、「別にわたくしがどこか連れて行かなくても、これだけ楽しいことしたんだから、よかった!」という思いに変わりました。
母は十分に楽しんだという事実が、母に何かしてあげられなかったという後悔をすっかり消し去ってくれたのです。(よく考えたら何もしてあげられなかったってことはないんですよね)
わたくしも、子どもにお金は残してあげられないけど、「お母さん、めっちゃ楽しんだんだね」という思いは残してあげたい。
つい母親って自分は我慢してしまいがちだけど、あまりやりすぎると残された家族が、お母さん可哀想だったと思われてしまうのは良くないです。
なので今は自分の楽しいことを一生懸命やって(推し活とか旅行とか)、「楽しいこといっぱいやったよ〜」と記録を残しておこうと思います。
では!