AERAdot.のコラムの「鴻上尚史のほがらか人生相談」を読みました。
相談内容は31歳の女性が学生時代から母親から異性との交際を強固に禁じられ、それからずっと彼氏を作らずにきたのに、30代になって急に「孫の顔が見たい」と言い出した母親に怒りと申し訳なさを感じるというものです。
異性との交際を大学生になっても厳しく禁じてきたなんて今時?昭和か!と思う内容ですが、よく考えたらこの母親の年齢ってわたくしとあまり変わらないと思うんですよね。
わたくしの若い頃のうちの親は、学生時代は異性との交際は禁止でしたし、結婚適齢期になったらなったで誰でもいいから結婚しなさい、一緒に住めばそのうち情が移るから、とかいうトンデモ発言をして「犬猫か!」とわたくしを戦慄させたものでした。
多かれ少なかれ昭和の親って娘の行動に厳しかったです。
きっとその相談者の母親も同じような嫌な体験をしたと思います。
散々嫌な思いをした「昭和」の考えでしたが、その考えって親になったわたくしたちの世代でも根深く残っているものなのですよね。
進学や就職の際、子どもの友達は「女の子は地元から出たらダメだ」と親に言われたという話を聞きました。(ひょっとしたら地域的なものもあるかも)
子どもに「お母さんはなんで私たちが家から出ることに何にも言わなかったの?普通は止めるみたいよ」と言われて、え?そうなのか?今の時代に?と驚きました。
親の人生と子どもの人生は違うものなのだから、親は口出すべきではないし、そういう昭和的考えは自分の時はすごく嫌だったから無くしたいという気持ちがあったのですよね。
各家庭にそれぞれ事情があるから一概には言えないけど、悪き習慣は自分の代で終わりにしたいと思うのです。
例の相談者の女性も母親に申し訳なさなど感じずに家をとっとと出たらいいと思います。(認知症になったら何にも覚えてないんですから)
母親のではなく自分の人生を生きよう!と言ってあげたいです。
では!
異性との交際禁止を強いてきた母の「孫の顔を見せて」に怒りと申し訳なさを感じると吐露する30歳女性。鴻上尚史が「驚きました」と伝えたこと(1/3)〈dot.〉 | AERA dot. (アエラドット)